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デミ・ロヴァート、世界自殺予防デーに新曲発表 「大丈夫じゃなくても大丈夫」とメッセージも

2020年09月13日 11:32  Techinsight Japan

Techinsight Japan

新曲『OK Not To Be OK』をリリースしたデミ・ロヴァート(画像は『Demi Lovato 2020年9月10日付Instagram「#OKNotToBeOK is out now with the incredible @marshmellomusic!!」』のスクリーンショット)
人気シンガーのデミ・ロヴァートが米時間10日、マシュメロとコラボした新曲をリリースした。「世界自殺予防デー」に合わせてリリースされた同曲は自殺願望や精神疾患を抱える人々へ向けたメッセージソングで、デミは自身のInstagramにもそんな人々を励ます長文メッセージを綴っている。

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米時間10日、歌手デミ・ロヴァートが人気覆面DJマシュメロ(Marshmello)とコラボした新曲をリリースした。『OK Not To Be OK』というタイトルの同曲には「生きることを諦めないで」「時に落ち込んだり自分を恥じてしまってもいい」「大丈夫じゃなくても大丈夫」といった歌詞が並ぶ。

生き続けることへの希望が見出せなかったり、自ら命を絶つことを選ぼうとする人々に向けて「OK Not To Be OK(大丈夫じゃなくても大丈夫)」とのメッセージが込められた同曲は、「世界自殺予防デー」だった10日にリリースされた。自らも自殺願望を抱いたり、薬物の過剰摂取で生死をさまよった過去があるデミにとってこの日は決して軽んじることができず、Instagramに次のようにメッセージを綴っている。

「今日は『世界自殺予防デー』。私は若い頃から自殺願望や鬱症状と闘ってきたわ。でも自分自身と向き合い始めることで光を見出すことはできる―そう信じているから、私は今までメンタルヘルスへの認識を高めるための活動を続けてきたの。」

「自殺願望に屈することなんてない、私自身がそのいい見本よ。私ももがき苦しんだ日々がたくさんあったけど、もし今がそうなら、どうかみんなにはこの楽曲を心の拠り所にしてほしい。目の前に立ちはだかっている困難が何であれ、あなたはきっとそれを乗り越えられるから…私はいつでもあなたのためにここにいるし、あなたは一人ぼっちじゃないわ、あなたを愛しています。」

同曲でデミとコラボした人気覆面DJマシュメロも「自殺予防はメンタルヘルスに関する会話をすることから始まる」と記しており、まずは世の中に蔓延るメンタルヘルスに対する偏見をなくすべき―と訴えた。

デミとマシュメロはさらにそれぞれのInstagramで、自殺予防やメンタルヘルスに対する知識を高める活動を行う非営利団体「HOPE FOR THE DAY」を紹介。メンタルヘルス疾患の兆候や周囲のサポートの仕方、ホットラインの電話番号などが記載された7枚の画像を公開するとともに、

「これを読んで、友達や家族とぜひ話し合う機会を持って。」
「自分を大切に、そして愛する人達の言葉に耳を傾けて。」
「いい? 大丈夫じゃなくても大丈夫。忘れないでね。」

と呼びかけている。

幼少期から自己肯定感が低く、摂食障害や双極性障害、薬物やアルコール依存といった様々な困難に直面してきたデミ・ロヴァート。2018年7月には薬物過剰摂取で救急搬送され、一時は生死をさまようほどに。しかしデミは周囲のサポートのもと次第に心の健康を回復、今年はスーパーボウルでの国歌斉唱という10年越しの夢を叶え、俳優マックス・エーリックとスピード婚約を果たすなど公私ともに充実した日々を過ごしている。人生のどん底から這い上がり完全復活を遂げたデミ・ロヴァートのメッセージには、多くのファンが共感し勇気付けられることだろう。



画像は『Demi Lovato 2020年9月10日付Instagram「#OKNotToBeOK is out now with the incredible @marshmellomusic!!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)