カーダシアン家、人気番組終了後は動画配信サービスに進出か　メディア会社立ち上げも？

米人気リアリティ番組『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』が来年をもって放送終了することが明らかになり、世界中のファンから驚きと悲しみの声が多数あがった。しかしカーダシアン家はスクリーンから全く姿を消してしまうわけではなく、1年以内に動画配信サービスでの番組出演を計画しているという。『Page Six』などが報じている。

米時間8日、カーダシアン家の次女キム・カーダシアンが自身のInstagramに長文を掲載し、2007年にスタートした人気テレビ番組『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』が来年、第20シーズンをもって放送が終了することを報告した。突然の発表に世界中のファンが驚いたのもつかの間、カーダシアン家が1年以内に動画配信サービスで新たな番組出演の計画があるという話題が持ち上がった。

『Page Six』によると、カーダシアン家はこの先1年以内に動画配信サービスとの大きな契約を結ぶことになるだろうと明かしている。一家に近い情報筋は、彼女達が自身のメディア会社を立ち上げることも熟考していると述べた。

カーダシアン家が13年間続いた人気番組の終了を決意したのは、番組を制作するテレビ局『E！（エンターテイメント・テレビジョン）』が一家からのギャラの要求に応じることが困難となったことが理由のひとつだという。

『E！』が2017年にカーダシアン家と契約更新した際には、1億5千万ドル（約160億円）を支払った。しかし同テレビ局の親会社であるNBCユニバーサルは、コロナ禍のため財政難に見舞われている。過去に一家との契約が切れる時期になった際、同局は以前より多額のギャラで契約更新していたが、今回はそれができなかったようだ。

よってカーダシアン家のメンバーは、「より多額の資金があり、世界的なストリーミング」であるNetflixやApple、Amazonといった大手の動画配信サービスとより有利な契約を結ぶことに興味を持っているという。

人気番組『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』は過去4年間にわたって彼女達の多くの製品を宣伝し、新規の顧客を引き付けるための重要なプラットフォームになっている。一方で一家のSNSのフォロワーは番組視聴者の何倍にも達しており、マーケティング材料としてテレビ番組だけに縛られる必要もないようだ。

情報筋によると一家は今後、リアリティ番組ではなくアメリカ版『マネーの虎』といわれる現金投資バラエティ番組『SHARK TANK』のような番組に出演し、起業家としての地位を確立したいようだ。さらに彼女達はメディア会社を立ち上げることも検討しているようだが、他の会社と競合するようなストリーミングのプラットフォームではないだろうと述べている。

画像は『Kris Jenner　2019年10月1日付Instagram「Family ＆ fashion」』『Khloé　2019年11月6日付Instagram「Troop Beverly Hills」』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　寺前郁美）