プロゲーマーの"ウメハラ"こと梅原大吾さんが9月8日、YouTubeに投稿した対戦型格闘ゲーム『ストリートファイターV』の初心者講座で語ったゲームの上達論が話題になっている。
ウメハラさんは、上達に悩む初心者に向けて「どんなに上手い人も自分の延長線上にいる」などと持論を展開。この発言にツイッターでは「全てのゲームに通じてると思う」「説得力やばいな」などと絶賛する人が相次いだ。
「他人と比べない。これは初心者の人には心掛けてほしい」
ウメハラさんは、ゲームをする上での"大事なこと"として、
「他人と比べない。これは初心者の人には心掛けてほしい」
と話を切り出す。相手の技にやられることに関しては「どうでもいい」とバッサリ切り捨てた上で「自分の課題だけをクリアすることに専念して」と説く。例えば、対戦で「相手が跳んできたらアッパーで返す」と決めたら、相手がそれ以外の技をやってきても「無視していい」という。
「『私は初心者なんで対空だけやらしてください』『私は対空するので精一杯です』。これでいいのよ、実は」
と伝える。「相手が何してきているかっていうのは関係ない」と話し、一つ一つの課題をクリアしていくことで、対戦はそのうち勝てるようになるという。
ウメハラさんは、さらに「どんなに『上手そうだな』って思う人とか、どんなに『難しいな』って思う連続技とか、どんな強い人も何も、必ず自分の延長線上にいるってことを分かっておいてほしい」と力を込める。
「あの人はどっかで飛行機で飛んでったとか、どっかでワープをしたとか、どっかで船で移動したとかはありません」
と前置きした上で、改めて「道は一本だけ。立ち止まったり、引き返したかっていうだけの差。一本道です」「必ずどんなにすごい人も、その道の先にいる」と繰り返した。
ネット上では「ゲームに限らずなんでもそう考えることって大事だよなあ」と感銘を受けた人もいたよう。日本初のプロ格闘ゲーマーの言葉だけに、ファンにとっては重みのあるアドバイスになったのだろう。