クロス・マーケティングは9月10日、郊外・地方移転への意識に関する調査結果を発表した。調査は9月上旬にネット上で実施し、20~69歳の男女1100人から回答を得た。
都市部の企業が郊外や地方部へ移転する動きについて「どのように思うか」と聞くと、8割以上が「賛成する」(25.4%)または「どちらかというと賛成する」(56.9%)と答えた。
地方移住で心配な点は「交通機関や買い物の利便性が低い」など
会社員を対象に、自分の会社が郊外や地方部に移転し転勤を伴う事態になった場合にどうするかを聞くと、過半数が「受け入れる」(50.9%)と回答。郊外や地方に移住する場合に、期待することも聞くと、最多は「物価・家賃が安い」(47.4%)だった。
2位以降は「自然に親しめる」(39.6%)、「健康的な生活ができる」(34.1%)、「食材・水・空気が美味しい」(30.6%)、「スローライフを実践できる」(29.6%)などと続いたほか、中には「コロナに感染するリスクが低い」(17%)という声もあった。
一方、心配な点は、「交通機関の利便性が低い」(36.8%)、「買い物の利便性が低い」(36.5%)、「医療や福祉の充実が不安」(28.3%)などが上位に挙がった。このほかにも「レジャー・娯楽施設が少ない」(17.4%)などのエンタメや「友人・親戚から遠くなる」「人間関係が不安」などの人間関係を不安視する声が寄せられた。