学情は9月11日、就職活動に関する調査結果を発表した。調査は9月上旬にネット上で実施し、2021年3月卒業(修了)予定の大学生、大学院生の計804人から回答を得た。
調査時点の内々定率は76.2%で、前月から7.1ポイント上昇した。昨年の同月比からは11.5ポイント減で、前年7月時点の74.4%に近い水準だった。
内定先からのフォロー、最多は「懇親会」
文理別に比べると、文系は69.2%(前年同期比16.8ポイント減)で、理系は88.0%(同2.5ポイント減少。
内々定を獲得した平均社数は「2.11社」だが、現在保有している平均内々定社数では「1.08社」とほとんどの人が1社に絞っている現状が垣間見える。
内定を得た企業について聞いたところ、第一志望だった人は61.0%。第一志望群だった人も77.3%おり、いずれも昨年より増加していた。
内定先からのフォローについては、最多が「懇親会」(61.1%)だった。以降は「人事担当との面談」(39.9%)、「契約書の提出を求められた」(36.8%)、「先輩社員との面談」(30.4%)、「内定者専用のSNSを案内された」(14.8%)などと続いた。
「就職活動の終了を依頼された」(12.7%)という人は1割強で、既に研修をしているという人も約1割いた。