トップへ

多国籍のクリエイティブチームによる新ブランド「ビエダ」 第1弾は中国・広州の高度な技術でバッグを製作

2020年09月10日 14:22  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

手前からMIRROR(2万9000円)、BOOK(3万円)、SCORE(3万5000円/すべて税別) Image by: FASHIONSNAP.COM
  デザイナー非公開のファッションレーベル「ビエダ(BIÉDE)」が、デビューコレクションを展示会「BIÉDE COLLECTION 01 IN COLLABORATION WITH QUENTIN SHIH」で発表した。  ビエダで展開するアイテムのデザインは多国籍のクリエイティブチームが担当し、国籍や性別、年齢などはすべて非公開としている。ブランドマネジメントは、「コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)」出身の小石祐介氏が代表を務め、国内外のブランドコンサルティングや展覧会のキュレーションなどを行うクラインシュタインが手掛けている。  デビューコレクションでは「現代の高度なレベルの技術と手仕事からレザーを使って何を作ることができるか」という問いをテーマにバッグを製作。7つのコンパートメントで構成するクロスボディバッグ「MIRROR」(2万9000円)、タブレット端末が入る大きさのハンドバッグ「BOOK」(3万円)、ノートパソコンを収納できるサイズ感のトートバッグ「SCORE」(3万5000円/すべて税別)の3型を発表した。いずれもボディはキズが目立ちにくいスプリットレザーで、外側にはスムースレザーのポケットを配置。ブランドロゴは内側のみに記され、フロント部分には生産地の緯度と経度を示す番号のみがゴールドカラーで刻印されている。カラーはブラックのみで、それぞれエッジのカラーがブラックとイエローの2種類が揃う。生産はこれまで数多くのラグジュアリーブランドのバッグの生産を手掛けてきた中国・広州の職人が手掛けた。現在は公式サイトで予約販売しており、発送は9月下旬から10月頃を予定している。また展示会場では、中国を拠点に写真家やヴィジュアルアーティスト、映画監督として活動するクエンティン・シー(Quentin Shih)の写真展を同時開催。ビエダの考案したストーリーを基にクエンティン・シーが制作した作品を公開している。展示会は9月12日から18日までの期間で一般公開する予定。 >>クエンティン・シーが撮影したヴィジュアルを見る  チームはビエダの立ち上げを約3年前から構想しており、1年前から準備を始めたという。今後はバッグだけではなくアパレルなどラインナップの拡充を視野に入れ、既存のシステムにとらわれず柔軟な形態で展開していく。デビュー展示会では、コストパフォーマンスの高さが来場者に好評。海外で出会ったクリエイターなどグローバルのネットワークを活用しながら、工場との直接取引でコストを押さえるなど無駄や負担の無い形で良質なもの作りを追求しているという。今後も展覧会やポップアップ、クラインシュタインのショールーム「シュタインボックス(STEIN BOX)」でのイベントを兼ねて、実際にブランドイメージやプロダクトに触れる機会を増やしていく予定だ。 こちらもチェック 拠点やデザイナーが非公表の新ブランド「ワールドイズマイン」がデビュー、インスピレーション源は神話やオカルト ■BIÉDE COLLECTION 01 IN COLLABORATION WITH QUENTIN SHIH期間:一般公開2020年9月12日(土)~9月18日(金)時間:11:00~19:00会場:東京都港区南青山4丁目24番4号 地下1階 TKハウス 001 STEIN BOX■BIÉDE:公式サイト