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カーディ・B、トランプ支持者からの嫌がらせで命の危機「自宅住所を公開され放火宣言を受けた」

2020年09月09日 12:02  Techinsight Japan

Techinsight Japan

アンチ派による悪質な嫌がらせを明かしたカーディ・B(画像は『Cardi B 2019年5月8日付Instagram「My @Fashionnova collection drops at 9pm pacific time.」』のスクリーンショット)
日頃から反トランプ派を公言するラッパーのカーディ・Bが米時間6日、Instagramライブにてトランプ支持者から悪質な嫌がらせを受けたことを告白した。中にはカーディの自宅住所を公開し、放火宣言を行うといった極めて悪質なものもあったそうだが、それでもカーディは「大統領をその座から追いやるまで、投票を呼びかける」と強固な姿勢を貫いている。

ストリッパーから時代を代表する女性ラッパーへと上り詰めたカーディ・Bは、“アメリカンドリーム”を地で行く爽快サクセスストーリーで多くのファンを魅了してきた。天真爛漫なキャラクターやゴージャスなライフスタイルなど、そのすべてが“規格外”のカーディは、相手が誰であろうと歯に衣着せぬ物言いで自分らしさを貫く姿が共感を集めている。しかしそんなストレートすぎる発言は、時に誤解やアンチを生むのも事実だ。

かねてから反トランプ派を公言しているカーディは、これまで民主党候補の一人だったバーニー・サンダース上院議員のキャンペーンビデオに出演したり、大統領候補ジョー・バイデン氏との対談で国民の疑問を直球質問するなど政治に高い関心を示すとともに、若い有権者の票集めに一役買ってきた。しかしそんなカーディは先日、保守派解説者で作家のキャンダス・オーウェンズ氏にTwitter上で噛みつかれてしまった。

黒人女性のオーウェンズ氏はトランプ支持者として知られ、「ジョージ・フロイドは善良な市民ではなかった」「BLM組織はゴミ」などと過激な発言をしてきた人物だ。そんなオーウェンズ氏が最近のカーディの政治的活動について、自身のTwitterでこうつぶやいたのだ。

「ジョー・バイデンはあなたを利用したのよ。バーニー・サンダースも然り。2人ともあなたの音楽は好きじゃないし、知りもしないはず。2人はあなたのことをバカだと思ってるわ。」

「あなたが音楽だけをやっていれば、誰も何も言わないの。だけど政治に首を突っ込んで無知を晒せば、それは叩かれることになるわ。」

カーディはこれを受け、

「アタシはみんなを(自分の音楽で)アソコを振りながらゴキゲンな気分で過ごさせてあげられる。イケてるオンナだって思わせてあげることもね。だけどそれだけじゃない、アタシは何百万ものフォロワー達に投票を呼びかけることだってできるんだ。」

「よく聞くんだね、ビッチ。アタシは莫大な税金を納めてるんだよ。アタシは善良なアメリカ国民なんだ。」

と猛烈に反論した。

この日のライブ配信で、カーディは「ヤツらはアタシの評判を貶めて、バカにしている」とトランプ支持者からの嫌がらせについても言及、「あいつらを相手になんかしない」「あんなヤツらはどうだっていい」と強がっていたが、その後なんとも物騒な事件があったことを次のように明かした。

「ヤツらの行動はどんどんエスカレートして、あるトランプ支持者がアタシの住所をネット上に公開して、それを拡散するようにって仕向けたんだ。それでアタシの家に火をつけようってさ。」

「アタシは本気で探偵を雇ったよ。そいつに令状を送りつけて逮捕してもらった。そしたらそいつはティーンエイジャーの男の子だったんだ。両親はかなり動揺してたね。」

アンチ派による悪質な嫌がらせがエスカレートし、自らの命の危険に晒されそうになってしまったカーディ。しかし本人は、

「どんだけ稼いで、どんだけ必死に働いても、アタシは自由なアメリカ人にはなれない。」
「アンタの支持する大統領をその座から追いやるまで、アタシは何百万人ものフォロワー達に投票を呼びかけ続けるつもりだよ。」

と宣戦布告し強固な姿勢を貫いている。

画像は『Cardi B 2019年5月8日付Instagram「My @Fashionnova collection drops at 9pm pacific time.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)