養命酒製造は9月8日、「現役世代とリタイア世代のコロナ疲れ」に関する調査結果を発表した。調査は8月にネット上で実施し、30~49歳の"現役世代"500人および65~79歳の"リタイア世代"500人の計1000人から回答を得た。
新型コロナウイルスが終息した時にやりたいと思うことを聞いたところ、両世代ともに1位は「旅行」(現役:46.4%、リタイア:61.4%)、2位は「外食」(同36.0%、38.6%)だった。3位は回答が分かれて、現役世代で「飲み会・宴会」(24.4%)、リタイア世代で「映画鑑賞」(20.8%)がランクインしている。
実践している"新しい生活様式"、最多は「まめに手洗い、手指消毒」
厚生労働省が公表している"新しい生活様式"の実践例のうち、自身の生活に取り入れているものを聞いたところ、両世代の1位は「まめに手洗い、手指消毒」(同52.0%、72.0%)だった。
2、3位はそれぞれ「買い物でレジに並ぶときは前後にスペース」(同45.8%%、64.2%)、「3密(密集、密接、密閉)を回避」(同43.4%、57.4%)。世代を問わず、こまめな手洗い、消毒やソーシャルディタンス維持、3密回避をしている人が多かった。
続いて、コロナ禍の生活で増えた時間を聞くと、いずれの世代でも1位は「テレビを見る時間」(同27.4%、36.3%)が最多だった。2位以降は「家族と過ごす時間」(同24.8%、24.6%)、「ネットサーフィンをする時間」(同22.8%、15.2%)、「自宅を掃除する時間」(同17.4%、14.0%)などと続く。
"コロナ疲れ"を癒してくれる笑顔、30~40代の1位は「新垣結衣」
"コロナ疲れ"については、現役世代の65.2%、リタイア世代の54.2%が「コロナ疲れを感じている」と回答。性年代別にみると、最高の「現役世代の女性」(67.6%)と最低の「リタイア世代の男性」(45.6%)の間に22ポイントもの開きがあった。
さらに"新しい生活様式"の取り入れ別にみると、現役世代で"新しい生活様式"を取り入れている人で70.5%と、取り入れていない人(34.2%)に比べて36.3ポイントも高かった。
また、リタイア世代でも"新しい生活様式"を取り入れている人の56.6%はコロナ疲れを感じていたのに対し、取り入れていない人では33.9%と、33.7ポイントの差がある。感染防止を意識した生活を送っている人ほど、生活様式の変化による疲れを感じていることが分かった。
「この人の笑顔はコロナ疲れを癒してくれる」と思う芸能人を聞くと、現役世代の1位は「新垣結衣」(23票)で、次いで「明石家さんま」(13票)、「綾瀬はるか」(10票)などと続いた。一方、リタイア世代のトップ3は「明石家さんま」(25票)、「綾瀬はるか」(14票)、「吉永小百合」(12票)だった。