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神宮前6丁目エリア再開発事業の詳細が発表、平田晃久による外装デザインを公開

2020年09月08日 11:42  Fashionsnap.com

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外観イメージ Image by: 東急不動産
神六再開発と東急不動産が進めている再開発事業「神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業」の外装・屋上デザインが公開された。 【関連記事】老舗洋菓子店コロンバン原宿本店サロンが再開発に伴い一時閉店へ、1967年から53年営業  同事業は、表参道と明治通りが交差する神宮前交差点の南⻄角に位置する神宮前6丁目エリアの一部を中心に進めている。再開発の対象となるのは、コンドーム専門店「コンドマニア」や、「ラコステ(LACOSTE)」のストリートカルチャーをミックスしたライン「ラコステ ライブ(LACOSTE L!VE)」のオンリーショップが出店していた「オリンピアアネックス」を含む約0.3haの街区。今年3月からオリンピアアネックスの解体工事に着手しており、11月に本体工事に着工、2022年度に竣工を予定している。原宿・表参道エリアの新たなランドマークとなるような複合施設の建設を予定しており、地下2階と地上10階建ての12フロア構成で、店舗や公共公益施設、鉄道用変電施設、駐車場などを集積する。敷地面積は3085平方メートル。  外装と屋上のデザインは、建築家の平田晃久が担当。外装デザインは「KNIT DESIGN(まちを編む)」をコンセプトに、「古と新の融合」や「外と内の融合」などを意識した。ガラス張りの外装は、行き交う人やケヤキ並木などを反射率の高いガラス面に映し込む凹凸面の「umi」とフラットな面の「shima」の2つのエリアで構成。反射により店舗や景観が混ざり合い、自然と人工の共存を表現するという。同事業ではこのほか、敷地の細分化や老朽化した建物を統合し、商業拠点を整備するとともに、歩行者と自動車が交錯する変形五叉路の解消など安全な歩行者空間の確保を図り、街の回遊性を高めることを目指す。  東急不動産では、渋谷駅を中心とするエリア一体を「広域渋谷圏」と定め、都市開発の重要拠点として位置づけている。渋谷駅周辺における大規模な再開発プロジェクトでは、今年3月にオフィスビルの「渋谷ソラスタ」、10月に複合施設の「渋谷フクラス」が竣工。現在は2023年の竣工を目指し、職・住・遊が一体となる「渋谷駅桜丘口地区」の再開発を推進している。 【あわせて読みたい】ニュウマン横浜、ウィズ原宿、有明ガーデン......2020年開業予定の商業施設まとめ ■神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業施行地区:東京都渋谷区神宮前6丁目1000 番敷地面積:3085平方メートル階数:地上10階、地下2階竣工予定:2022年度