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マイケル・リナルディ「初めての勝利を表す言葉が見つからないよ!」/SBK第5戦テルエル

2020年09月07日 15:21  AUTOSPORT web

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2020年SBK第5戦テルエル マイケル・ルーベン・リナルディ(チーム・ゴーイレブン)がレース1で優勝
スーパーバイク世界選手権(SBK)第5戦テルエルがスペインのモーターランド・アラゴンで開催。レース1、レース2を終えトップ3に入ったライダーと日本人ライダーの高橋巧がレースを振り返った。

■第5戦テルエル レース1 決勝トップ3コメント
・チーム・ゴーイレブン
マイケル・ルーベン・リナルディ レース1:優勝

「初めてスーパーバイクレースの勝利を表す言葉が見つからないよ!昨日のフリー走行で力強い走りができることは分かっていたけど、勝利できるほど強くはなかった。僕とチームにとっても本当にうれしいよ。僕はいまこの瞬間を楽しんでいるけど、まだ何が起こったのか分からない!」

「去年のような困難な時期のあとに勝利することができるのは信じられないけど、今は十分に休んで明日のレースのためにバッテリーを充電しよう」

・カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK
ジョナサン・レイ レース1:2位

「モーターランドではトラックポジションがすべてなので、スーパーポールに多くの集中力を注いだ。素晴らしいバイクに仕上げてくれたチームに感謝したい。ラップはよかったよ。スーパーポールでは早い段階でいくことにした。気を散らさずひとりで走れると思ったからね。ラップタイムの見通しはよかった。目の前にいることができれば、もっとペースを上げられただろう」

「温度が上がると最もソフトなSCOリヤタイヤが多くのライダーにとって選択肢になる。様々な面で攻撃と防御を行い、レースを管理する必要があるんだ。レースでは、マイケル(・リナルディ)が2つのコーナーでギャップがあったのでどのタイヤをはいているか明らかだった。レースが進むにつれて彼に近づくことを望んでいたけど、マイケルは本当によくやったと思う」

・Aruba.it レーシング-ドゥカティ
チャズ・デイビス レース1:3位


「先週のレースでは2回とも2位だったので、今週はさらに上位を狙っていた。それでも、表彰台に上ることができて良い気分だ。天気が目まぐるしく変わっていたので、マシンの調整やタイヤの選択で、多くの作業を強いられた。結局、ソフトタイヤを選択したが、レースの最初から最後まで、タイヤに気を使わないと良いペースを保つことができなかった。同じタイヤを選択したリナルディは、体重が違うせいか、限界までプッシュできていたようだ。いずれにしても、彼の素晴らしい勝利を祝福したい」

・MIEレーシング・ホンダ・チーム
高橋巧 レース1:15位
「ポジティブな点は、マシンのフィーリングが先週末より全体的によかったことで、初日から前進していることを感じました。しかしそれをうまく結果につなげることができませんでした。今日のFP3はうまくいきましたが、午後はその時のフィーリングを掴むことができませんでした。とにかくデータをしっかり分析して、明日のレースでいいパフォーマンスができるようにこれまでの努力を活かしたいです」

■第5戦テルエル レース2 決勝トップ3コメント
・カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK
ジョナサン・レイ スーパーポールレース:2位/レース2:優勝

「スーパーポールレースでは良いスタートを切ったけど、スコット(・レディング)がかなり早く過ぎ去っていき、僕は少しリズムを乱した。彼は非常に良いペースだった。サーキットの前半は強かったし、10周のレースを楽しんだものの、今回は2位になるだろうと思ったよ」

「レース2では、レースを管理するのではなく経験する必要があることに気づき、それから大きな“瞬間”があった。僕はそのレースでフルガスを使ったよ、100%バイクに乗る必要があったしミスはできなかった。ミスなくクリーンなレースを目指したんだ。マシンのスピードとストップ性能、そしてタイヤを維持する方法もあり僕たちは良いパッケージがあることを感じた」

・チーム・ゴーイレブン
マイケル・ルーベン・リナルディ スーパーポールレース:3位/レース2:2位
「今週末はすごかった!昨日は予期せぬ勝利を収め、今日はふたつの表彰台を獲得した。スーパーポールレースで3位、そしてレース2ではレイと良い戦いのあと2位になった!本当に楽しかった。100%プッシュしたが、今日は気候が変わっていたため、昨日の再現とはならなかった。レイに最後まで戦いを挑んだけど、5度の世界チャンピオンとの戦いは素晴らしいね。今回は彼が優勝したけど、僕も戦いことができてうれしいよ。信じられない週末だったので、チームにとってもとても幸せだった」

・Aruba.it レーシング-ドゥカティ
スコット・レディング スーパーポールレース:優勝/レース2:3位
「このサーキットでは、少し問題を抱えていた。以前にもコメントしたが、同じサーキットで2週続けてレースをするのはあまり好きではない。もし、最初の週に何らかのトラブルを抱えていたら、2週間でそれを完璧に修正するのは難しいからだ。今日のレースではソフトタイヤを選択したが、レース中盤からグリップの問題に悩まされることになった」

「いずれにしても、僕たちはまだチャンピオンシップ争いに踏みとどまっている。マシンをさらに改善しなければならないことは明らかだが、決してあきらめたわけではない。これからも、チームの全員、ドゥカティコルセのスタッフと力を合わせ、集中力を切らさずに作業に取り組みたい」

・MIEレーシング・ホンダ・チーム
高橋巧 スーパーポールレース:21位/レース2:16位

「今日のレース2はこれまでで1番いいフィーリングがありました。ラモスとの15番手争いには負けましたが、自分のライディングは少しよくなったと思います。これはサーキットとラインをよく理解できたからだと思います。タイヤマネジメントにおいてもよくなってきました。まだ喜べませんが、このサーキットでは、少しですが進歩できたことに満足しています」