2020年F1イタリアGP決勝で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンはトラブルによりリタイアを喫した。
53周のレースをフェルスタッペンは5番グリッドからソフトタイヤでスタート。1周目にポジションを下げた後、セーフティカー出動時の22周目に新品ミディアムタイヤに交換し、ポイント圏外まで落ちた。レース赤旗中断後、ユーズドミディアムで走るが、チームによるとリスタート直後に問題が発生したということで、30周目にはガレージに戻り、そのままリタイアした。ホンダはパワーユニットに問題が発生し、これから詳しい調査を行うと述べている。
今回ノーポイントに終わったことで、フェルスタッペンはドライバーズランキングで2位から3位にポジションを落とした。
■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 決勝=リタイア
今日は悪くなる可能性があるものすべてが悪い方にいってしまった感じだ。クラッチをつないだ時にひどいホイールスピンが起き、その後はDRSトレインに引っ掛かった。そうなるとこのコースではオーバーテイクがほぼ不可能なんだ。
赤旗の後、リスタート時にエンジンに問題が発生し、解決しようと試みたものの問題が消えることがなく、リタイアするしかなくなった。もちろん、すごくがっかりしている。
このレースのことは忘れて来週別のサーキットで開催される次のレースに気持ちを切り替えよう。次のサーキット(ムジェロ)に行くのが楽しみだよ。
今回は僕らの週末ではなかったけれど、(アルファタウリ・ホンダの)ピエール(・ガスリー)が優勝したことをとてもうれしく思う。週末を通してアルファタウリはとても速かった。イタリアで勝つというのはとても感動的なものだし、彼らにとって素晴らしい結果だ。彼らにはしっかりこの勝利をかみしめてほしい。優秀な人たちが揃ったチームであり、この勝利にふさわしい。
(自身の公式サイトに語り)僕にとって意味のないレースになった。そういうことも時にはある。エンジンの問題については何が起きたのか正確なことは分からない。エンジン関連の何かということしか知らないんだ。
週末が終わってほっとしている。何ひとつうまくいかなかった。このレースのことはさっさと忘れて、次のレースについて考えよう。ムジェロはこことは全く違うサーキットだから、今回よりもいい成績を挙げられるといいね。