トップへ

香川照之手掛ける昆虫モチーフのブランド「インセクトコレクション」が新作披露、エシカルな新ブランドを発表

2020年09月04日 18:22  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

展示会に登場した香川照之 Image by: FASHIONSNAP.COM/ARANCIONE,Inc.
俳優の香川照之が、昆虫モチーフのアパレルブランド「インセクトコレクション(Insect Collection)」、エシカルな新ブランド「インセクトガーデン(Insect Garden)」、絵本をメインに展開している「インセクトランド(INSECT LAND)」の2021年春夏シーズンの合同展示会をエコネ東京で開催した。会場では香川本人がプレゼンテーションを行った。 【デビューコレクション発表】香川照之が昆虫モチーフのニットで登場 「インセクトコレクション」のアイテム披露  インセクトコレクションでは「服育」にフォーカスし、子どもと大人が昆虫を通じて学び、楽しむことができるブランドとして2018年11月にデビュー。香川が幼少の頃から愛する昆虫の柄を取り入れた子ども服を中心に展開し、同氏がプロデュースする会社「アランチヲネ(ARANCIONE,Inc.)」が運営を行っている。デビューしてからの約2年間は、30万点ほどの商品を流通しており、在庫ロスがほぼゼロの状態を継続しているという。  2021年春夏シーズンのアイテムには、抗菌や消臭、抗ウイルス、抗カビといった効果を備えるレピュールプレミアム加工を施した。洗濯しても効果が持続する仕様の上、服を廃棄しても環境負荷がない加工だという。これまでに発表したコレクションと同様、ニュージーランド在住のイラストレーター クルーロウ華子による昆虫のイラストをあしらったアパレルや、昆虫柄マスクの新作なども販売する。  エシカルライフスタイルを提案する新ブランドのインセクトガーデンからは、昆虫だけではなく、草花をモチーフにしたアイテムが登場。子ども向けと大人向けのアイテムを用意し、1~12の数字にそれぞれ昆虫をデザインした12種類のTシャツコレクション「ナンバーシリーズ」をはじめ、昆虫図鑑柄のクリアバッグやiPhoneケース、ポーチなどが揃う。このほか、子ども用の浴衣やスイムウェアの販売を予定している。いずれのアイテムも再生ポリエステルで製作するほか、種を漉き込んだシードペーパーのタグやキャッサバ100%の紙袋を導入することで環境への負荷を削減。また、洋服を梱包するOPP袋が再生されない素材であることから、新たに紙の透明袋を開発した。包装紙も再利用できるよう、塗り絵や迷路などを楽しめるデザイン性の高いものを採用し、ブランド全体を通してサステナブルを追求したという。  新ブランドを立ち上げた理由について香川は「インセクトコレクションはコットン100%、インセクトガーデンは再生ポリエステルを中心にアイテムを製作している。それぞれの素材のメリットとデメリットを子ども達に正しく学んで欲しい」と説明。コットンは天然の風合いが人気を集めている一方で大量消費が問題になっており、再生ポリエステルはリサイクル率が向上しているものの再生されなければ環境への負荷が重いという。   インセクトランドでは、絵本の3作目「カマキリのシャルロットとすずらんでんわ」を11月23日に発売。グッズでは防災グッズが新たに登場し、子ども達が有事の時に少しでも安らげるようにという思いから、昆虫のキャラクターをデザインした防災頭巾やブランケット、ライトなどをリュックに納めて提供する。これに加え、老舗カステラ屋の福砂屋とコラボレーションしたカステラを販売。箱には絵本に登場する昆虫のキャラクターをデザインした。食品ロスを防ぐため、完全予約生産とする。  9月26日からは二子玉川ライズに初の旗艦店「インセクトマーケット(INSECT MARKET)」をオープン。「自然教育や環境教育について親子で学んで欲しい」といった思いから、ファッションではなく教育や書店のフロアに出店し、ワークショップなども開催する予定だ。最後にプレゼンテーションで香川は「3ブランドの新作を通して少しでも多くの人々に、地球に生きている生物として環境について考えてもらえたら」と締め括った。 【まとめ】梨花、井川遥、柴咲コウ、香川照之も......"芸能人発"アパレルブランドを特集 ■公式サイト:インセクトコレクション、インセクトガーデン