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ベッテルがマンセルのウイリアムズFW14Bを購入。1992年チャンピオンカーを自身の名車コレクションに加える

2020年09月03日 18:21  AUTOSPORT web

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1992年F1モナコGP ナイジェル・マンセル(ウイリアムズFW14B)
フェラーリのセバスチャン・ベッテルが、ナイジェル・マンセルが1992年にF1チャンピオンシップを制した際に乗ったウイリアムズFW14Bを入手したと、ドイツの『Bild』が報じた。

 ベッテルはF1の歴史に造詣が深く、また、市販車やバイクを含む名車コレクションを有しているといわれる。その彼が、新たに伝説のF1マシンを手に入れたようだ。

 マンセルのトレードマークである赤いカーナンバー5“レッド5”をつけたウイリアムズFW14Bに、ベッテルがいくら支払ったのかは明らかになっていない。しかし2019年に他のFW14Bがボナムスのオークションに出品された際には、300万ポンド(約4億2500万円)の値が付いたといわれている。

 FW14Bは、アクティブサスペンション、セミオートマチックギヤボックス、トラクションコントロールと当時最新鋭の技術を備えたマシンだった。3.5リッターV10ルノーエンジンを搭載したFW14Bは、天才デザイナー、エイドイアン・ニューウェイの最初の傑作であり、1992年に圧倒的な強さを発揮した。
 マンセルはシーズン16戦のうち9戦で勝利を飾り当時の記録を打ち立て、チームメイトのリカルド・パトレーゼは1勝を挙げた。