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トラのように染められた犬に「これは虐待」怒りの声が殺到(マレーシア)

2020年09月03日 06:51  Techinsight Japan

Techinsight Japan

何者かに染められてしまった犬(画像は『Mirror 2020年8月31日付「Stray dog painted to look like a tiger leaving animal rights group horrified」(Image: @animalmalaysia/Newsflash)』のスクリーンショット)
マレーシアで先月末、身体をトラのように染められた犬の写真が動物愛護団体のFacebookに投稿された。犬の身体は鮮やかなオレンジと黒でキレイに染められており、悪質ないたずらに怒りの声が殺到した。『Extra.ie』『Mirror』などが伝えている。

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マレーシアの動物愛護団体「パーサチュアン・ハイワン・マレーシア(Persatuan Haiwan Malaysia)」が先月28日、Facebookに投稿した犬の写真が拡散し、多くの人の怒りを買った。

同団体はトラのように染められた犬の写真を4枚投稿し、「この犬に関する情報を集めています。もし飼い主を知っていたら連絡を下さい」と言葉を添えた。また犯人捜しを始めたこと、情報提供者には報酬も用意している旨を伝えた。

日本時間9月2日の時点ではまだ犯人は捕まっていないが、この投稿には次のような怒りのコメントがあがっている。

「もし遠くでこの犬を見かけたら、トラと見間違えてパニックになるかも。誤って撃たれてしまう可能性もあるよね。」
「悲しそうな顔をしているよ。許せないね。」
「きれいに洗って、身体についた化学薬品を取ってあげないと皮膚に影響が出るんじゃないかな。これは笑い事ではないよ。」
「皮膚だけじゃない。身体を舐めれば、内臓などがやられる。立派な犯罪だよ。」
「化学薬品で中毒を起こすことがあると聞いたことがある。」
「犬を押さえつけないと、こんなにきれいに染めることはできないのでは? 人間は残酷だよ。」
「動物虐待だよ。こんなことをする奴への罪を重くすべき。こういうニュースがなくなることを祈ってるよ。」


ちなみに動物が人間用の染毛剤で染められると、化学薬品で火傷や失明などを負うこともあり注意が必要だ。2017年にはアメリカで、身勝手な飼い主により、全身を染毛剤で紫に染められた小型犬が瀕死の傷を負っている。またギリシャでも2018年、染髪剤で全身真っ赤に染められた犬が救助されていた。

画像は『Mirror 2020年8月31日付「Stray dog painted to look like a tiger leaving animal rights group horrified」(Image: @animalmalaysia/Newsflash)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)