いつの時代も"若者"と"上の世代"で対立構造が生まれがちである。年配者からすれば若者の間で流行っている物事からコミュニケーションの取り方まで、なんでもかんでも鼻についてしまうこともあるだろう。
ガールズちゃんねるに8月20日、「【ここは】若い子についていけないと思った事【ババちゃん】」というトピックが立った。トピ主の職場にいる24歳の派遣社員に「○○さんが☆☆さんに怒ってたけど、○○さんの闇を見た感じです」 と言われたという。
トピ主は「それは闇でもなく、普通な事ですよ。☆☆さんはそれに関して傍から見てても常識のない事言ってたし」と返答するも、叱責を"闇"という軽い表現をされたことに違和感を覚えたという。(文:石川祐介)
「SNSや、動画再生アプリでのアーティストが流行りすぎててわからない」
コメント欄には若者のついていけない様々なことが寄せられた。
「どこに行っても、何を食べる前にも映えるように写真を撮る事」
「料理提供されたらすぐ食べちゃうから写メ撮るって発想に至らない。常にSNSにアップしてる人ってある意味すごいわ」
SNSに投稿することを前提に食事をすることに困惑している人は多く、「TikTok 素人のヘンテコなダンスを見て何が楽しいのかわからない」とTikTokといったSNS文化についていけていない様子だ。
「SNSや、動画再生アプリでのアーティストが流行りすぎててわからない。似たようなグループ名だし。歌のピッチや歌い方もナチュラルかケミカルかの二分化でどれがどれ?ってなってしまう」
また、流行りの音楽に触れるコメントも見られたが、中には「顔見せないアーティスト。これは純粋に歌で売りたいというポリシーがあるのかなとわかるけど、自分のイメージ画像を2次元の美男美女にして売り出してるアーティスト」という声も。最近は2次元キャラをアーティスト写真にしていることにミュージシャンは珍しくないが、そのような売り出し方に首をかしげている人もいた。
「~なんですけど」で会話が終わる傾向ある?
また、コミュニケーション能力に不満を持つ人も相次いだ。
「基本語尾が途中で終わる。一応察して対応してたけど流石に『これ…』とだけ言って資料持って来た時は『これが何??』って言った」
「『~なんですけど』で会話が終わる。たとえば『資料作れって言われたんですけど』とか。作るのがダルいだけなのか、手伝って欲しいのか、作り方が分からないのか、『ですけど』の後まで言ってくれ!」
最近の若者の傾向なのか、言い切らずに曖昧な表現を使って相手に解釈を委ねようとする人も少なくはないようだ。"世代"と言うよりは" 個人の性格"の要因が強そうだが、世代特有の傾向であれば興味深い。
トピック内には、若者に対する否定的な意見が目立ったが、ここで不満を書き込んでいる人達が若かった時にも、このトピック内のように上の世代から「今の若者にはついていけない」と散々言われていたことだだろう。時代は繰り返すものなので、若者は外野の声を気にせず自分達のカルチャーを楽しんでほしい。