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音楽メディア「ルーテ」が再始動、クリエイティブスタジオ事業を手掛けるSkyrocketが運営

2020年09月01日 11:42  Fashionsnap.com

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昨年12月に破産開始決定を受けたルーテ(lute)の音楽動画メディア「ルーテ(lute)」が9月1日の今日、新たな運営会社のもとで再始動した。クリエイティブスタジオ事業を手掛けるSkyrocket社が商標をルーテ社から買い取り、新生ルーテを運営する。  ルーテはアーティストのミュージックビデオやドキュメンタリーコンテンツを制作し、ユーチューブ(YouTube)などのSNSアカウントで動画などを配信する分散型メディアとして2016年にスタート。2018年には事業拡大を目的に組織改変を行い、動画メディアを通じてミレニアル世代のユーザーと国内外のアーティストをつなぎ、新しいビジネスモデルを構築する「アーティストビジネス・カンパニー」として展開していた。破産開始決定以前は、厳しい資金繰りや社内の内部対立などが原因で経営が悪化していたという。ルーテの競売では、立ち上げ時から関わってきたというアートコンテンツカンパニー ラクロワの野呂翔悟代表などが買い手に名乗りをあげていた。  Skyrocket社は、ミレニアル世代向けに国際的な視点からアートやライフスタイルを発信するメディア「NewSphere」などを展開。ルーテに関する商標のほか各種SNSアカウントも買い取っている。  新生ルーテは 「ストリートカルチャーを通してあらゆる人々が自己のアイデンティティを確立し、 持続可能な形で文化が創造され続ける世界を実現する。 」というヴィジョンを掲げ、次世代を担うアーティストやクリエイターたちと共創し、コミュニティの活性化を目指すという。再始動に先駆けて8月25日にはルーテ編集部制作のティザームービーを各SNSアカウントで公開。リスタート後第1弾として、クリエイティブクルー「BOAT」と「チームフラスコ」それぞれが制作した動画をYouTubeで紹介している。今後は外部のクリエイティブクルーやアーティストから提供されたミュージックビデオやライブ映像、オリジナル番組などの動画のほか、 ルーテ編集部制作の動画も順次公開していく。 【あわせて読みたい】雑誌「グラインド」「オーリー」発行のミディアムが破産、負債額は2億5000万円