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凧に絡まった3歳児、突風で地上30メートルまで巻き上げられる(台湾)<動画あり>

2020年09月01日 05:51  Techinsight Japan

Techinsight Japan

空に舞い上がってしまった3歳女児(画像は『Daily Star 2020年8月30日付「Moment girl, 3, thrown around the air like a rag doll after getting tangled in kite tail」(Image: @VIASBLOG TW/HANDOUT/EPA-EFE/REX/Shutterstock)』のスクリーンショット)
台湾・新竹市で行われていた「新竹市国際カイトフェスティバル」で3歳女児が突風に煽られ、巨大な凧とともに空中に巻き上げられた。女児はまるで人形のように宙を舞っており、衝撃的な映像が『Taiwan News』などを通じて拡散している。

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8月30日午後3時40分頃、新竹市の南寮漁港周辺で行われていた「新竹市国際カイトフェスティバル」で、3歳女児が長さ24メートルの凧とともに突風に巻き上げられる事故があった。

その様子を撮影した動画では、イベントスタッフ十数人が巨大な凧を飛ばす準備をしているのが見て取れる。しかし風が強く、凧を広げるのもやっとの状態だ。

その後の突風で凧が前方のスタッフの手を離れ勢いよく天に昇り始めると、どういうわけか尻尾部分に女児が絡まって一緒に飛ばされていってしまう。女児は激しく回転するなどして地上から30メートルほどの高さまで巻き上げられており、30秒ほど宙を舞って降下し、地上に待機していたスタッフや観光客によって受け止められた。顔や首にかすり傷を負ってはいたものの、大きな怪我はなかったようだ。

地元メディアによると、女児の体重は約13キロで、事故後はかなり怯えており、大事をとって母親と共に地元の病院に搬送されたという。

事故を受け、フェスティバルを主催していた新竹市の林智堅市長はFacebookにて謝罪し、その後の全てのイベントは中止となった。警察では事故原因の究明にあたっているが、女児がなぜ凧の後方に絡まってしまったのかについては明らかにされていない。

なお事故当時の風力は、風速の目安である“ビューフォート風力階級”では、13段階のうちの「7」で「強風(風速:13.9-17.1m/s)」だった。これは大きな木の全体が揺れ、風に向かって歩きにくい状態だという。

2日間にわたって行われる「新竹市国際カイトフェスティバル」は今年が4回目で、事故があった凧は後部にパンダ型のお菓子入れを付けて、子供たちにキャンディをばらまくために飛ばす予定だったそうだ。


ちなみにこのニュースには「なぜ子供が巻き込まれたのか。保護者やイベント運営側の責任が問われると思う」「キャンディ目当てで子供が周りにたくさんいたようだよ。待ちきれずに近づいたんじゃないの?」「凧が首あたりに巻き付いているようだけど、よく落ちなかったね」「ラッキーとしか言いようがない」「これは怖い」といったコメントがあがっている。



画像は『Daily Star 2020年8月30日付「Moment girl, 3, thrown around the air like a rag doll after getting tangled in kite tail」(Image: @VIASBLOG TW/HANDOUT/EPA-EFE/REX/Shutterstock)』『蘋果新聞網 2020年8月30日付「【風箏捲童】完整過程曝光!3歲女童遭風箏捲上天狂甩30秒 命大僅脖頸紅腫」(圖片來源 : 蘋果新聞網)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)