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「バオ バオ」類似デザイン問題でイッセイ ミヤケとバルコス社が和解、ハナアフの対象商品は製造販売中止に

2020年08月31日 18:22  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

バルコスの公式サイトで掲載されていたハナアフの「Aries Neo」(2019年6月時点)
イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE INC.)が、バッグブランド「ハナアフ(Hanaa-fu)」を展開するバルコス社に対して昨年6月に起こした訴訟について、和解が成立したと発表した。 【もっと詳しく】ハナアフの変形バッグがバオバオに酷似、イッセイ ミヤケが販売停止の仮処分を申請  イッセイ ミヤケは、ハナアフの「アリエス ネオ(Aries Neo)」「サルガス ネオ(Sargas Neo)」「アルコル ネオ(Alcor Neo)」の3商品についてデザインが「バオ バオ イッセイ ミヤケ(BAO BAO ISSEY MIYAKE)」のバッグと類似していると指摘。不正競争防止法違反などを理由に、バルコス社に対して製造、販売および輸出入などの差し止めを求める仮処分を東京地方裁判所に申請していた。バルコス社はイッセイ ミヤケの主張に対し、「全くの事実誤認」と反論。デザインコンセプトおよびバッグの形態が根本的に異なると見解を示していた。  東京地方裁判所はハナアフの3商品について販売の行為が不正競争防止法に違反するとして、イッセイ ミヤケの主張を認める旨の判断を示した。両社は和解協議を重ねた結果、バルコスが3商品の製造、販売、輸出入を中止する内容で和解した。  イッセイミヤケは本件について「当社の主張が裁判所において概ね認められたことは、広く知られたデザインにフリーライドする不正競争行為の範囲を確認する上で、意義のある結果であると考えています」とコメントしている。 【あわせて読みたい】バルクオムの名称類似訴訟が終結、マツキヨPB「バルク トリプルA」は名称変更