2020年F1第7戦ベルギーGP予選で6番手~10番手に入ったドライバーたちが土曜日を振り返った。
■マクラーレンF1チーム
ランド・ノリス 予選=10番手
もっと上に行けたはずだから10番手にはがっかりしている。ラップ自体は良かったけれど、誰からもスリップストリームを得られず、ひとりで走っていた。そういうこともあるよね。
アウトラップではルノー勢の後ろにいたんだが、彼らは不規則に遅く走っていた。それで彼らを追い抜いたところ、スリップストリームがまったく使えなくなったんだ。セクター1はかなり遅れてしまって、0.25から0.5秒ほど遅かった。セクター2は良かったし、セクター3も悪くはなかったけど、何度も言うようにスリップストリームなしでは全体的にいいラップタイムを出すのは難しい。
だから自分にできることをやったという点では満足だが、今日は僕にどうにもできない範囲のことでいくつかのポジションを失ってしまったと思う。それでも決勝に向けて、悪い位置ではないよ。
■BWTレーシングポイントF1チーム
ランス・ストロール 予選=9番手
今日は思っていたほどの競争力がなかった。もっと上を期待していたんだ。ミディアムタイヤでのQ3進出を狙っていたが、それは不可能だった。
Q3の自己ベストラップでは、最後のシケインでロックしたことで0.2秒を失った。そこは1周のなかでも重要な部分だった。各車のタイム差が今日のように小さいときは、そうしたことが大きく響く。それで9番手という結果になった。
悔しい一日だったが、明日に向けて気を取り直そう。今夜は見直しを行うよ。改善して金曜日のようなペースを取り戻すためには、たくさんの分析をしなければならないからね。
全体的に見て、レースペースはまずまずだと思うし、決勝では何が起きてもおかしくはない。ここは常に雨の可能性があるしね。僕らは集団の真ん中にいて、大接戦になるだろうが、大量ポイントを狙って戦えるはずだよ。
セルジオ・ペレス 予選=8番手
8番手どまりだったことに少し驚いている。データを見直して、今日どうしてペースを失ってしまったのかを解明する必要がある。昨日に比べるとFP3でも予選でも強さがなかったみたいだからね。さらに今日はかなりの接戦になって、マシン同士のタイム差がとても小さかった。
自分たちの本来のペースを発揮したとは思っていない。Q2ではミディアムタイヤに悩まされた。明日のレースでも接戦になるだろうことが分かっているが、レースペースが良いという自信がある。ここから順位を上げて、たくさんのポイントを稼ぐことができるはずだよ。
天候についても未知の部分が少しあるから、レースで雨が降った場合には素早く反応する必要があるだろう。
■マクラーレンF1チーム
カルロス・サインツJr. 予選=7番手
良い予選だった。Q1最初のラップがうまくいき、おかげで2回目のランの際にガレージにとどまることができた。それによってQ3に新品ソフトタイヤ2セットを残すことができたんだ。
Q3ではさらに2回のアタックラップをうまくまとめあげて、マシンの最大限の力を引き出した。7番手なら、明日はルノー勢と戦うことが可能だろう。今日は残念ながら彼らは手の届かないところにいた。
スパはコンディションがあっという間に変わるので、気象レーダーからも目を離さずにいよう。今日は良い一日だったが、仕事はまだ終わっていない!
■ルノーF1チーム
エステバン・オコン 予選=6番手
今週末はかなり調子が良い。この数戦よりマシンのハンドリングが大きく向上したために、強さを発揮できている。
このレースに向けて変更を施してきたことで自信を感じている。コース上できちんと機能していることを確認できたんだ。
明日の戦いには大きなチャンスがあると思っている。雨の可能性があるので、面白くなりそうだ。チームとして良い結果を出すためにベストを尽くすよ。