8月29日(土)、2020年FIA-F2第7戦ベルギーのフィーチャーレース(決勝レース1)が開催され、角田裕毅(カーリン)がポール・トゥ・ウインでシーズン2勝目を飾った。佐藤万璃音(トライデント)は15位、松下信治(MPモータースポーツ)はリタイアに終わった。
レースを終えた角田は、昨年アントワーヌ・ユベールとともに事故に巻き込まれ大怪我を負ったファン-マヌエル・コレアとグータッチを交わした。
インタビューで角田は「アントワーヌ・ユベールに捧げる勝利です。ユベールのように最後までプッシュし続けたことが、勝利につながったと思います。ユベール、カーリン、そしてレッドブル・ホンダに感謝したいと思います」とコメント。
最後のバトルについては「最後はタイヤがロックする状態でした。バトルで彼(ニキータ・マゼピン/ハイテックGP)を攻略できませんでしたが、結果として優勝できたことを喜びたいと思います」と語った。
表彰式にはホンダの山本雅史マネージングディレクターも祝福に駆けつけ、角田とともに3ラウンド連続の君が代を聞き入った。
なおマゼピンはパルクフェルメにマシンを停止させる際、『2』と書かれた順位ボードを故意に飛ばしたとして、追加ペナルティの審議がかけられており、順位が変動する可能性がある。
ポイントランキングは首位が122ポイントのカラム・アイロット(ユニ・ヴィルトゥオーシ)、2番手に113ポイントのロバート・シュワルツマン(プレマ・レーシング)、3番手にはポールポジション獲得と優勝で29ポイントを加算し、111ポイントとなった角田、4番手に94ポイントのミック・シューマッハー(プレマ・レーシング)がつけている。
スプリントレース(決勝レース2)は、8月30日(日)の18:10にスタートする。
■FIA-F2第7戦ベルギー フィーチャーレース(レース1) 暫定リザルト
Pos.No.DriverTeamTime/Gap17角田裕毅カーリン25Laps224N.マゼピンハイテックGP4.430320M.シューマッハープレマ・レーシング5.639411L.デレトラズチャロウズ・レーシング・システム10.381521R.シュワルツマンプレマ・レーシング13.59562D.ティクトゥムダムス16.21873周冠宇ユニ・ヴィルトゥオーシ16.453822R.ニッサニートライデント20.792925L.ギオットハイテックGP24.222104C.アイロットユニ・ヴィルトゥオーシ25.808111J.ビップスダムス28.8771212P.ピケチャロウズ・レーシング・システム29.776135M.アームストロングARTグランプリ36.414149J.エイトケンカンポス・レーシング36.6131523佐藤万璃音トライデント38.9421616A.マルケロフBWT HWAレースラボ44.258176C.ルンガーARTグランプリ46.0511817G.アレジBWT HWAレースラボ47.045198J.ダルバラカーリン1'32.7942015F.ドルゴヴィッチMPモータースポーツ2'10.717--10G.サマイアカンポス・レーシングDNF--14松下信治MPモータースポーツDNF