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スーパーフォーミュラ・ライツ:スタート決めた宮田莉朋がSFL初ウイナーに輝く

2020年08月29日 18:31  AUTOSPORT web

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スーパーフォーミュラ・ライツ第1戦もてぎを制した宮田莉朋(COROLLA CHUKYO Kuo TOM'S 320)
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第1ラウンドもてぎは8月29日、16時15分から20周の第1戦決勝レースが行われ、宮田莉朋(COROLLA CHUKYO Kuo TOM'S 320)がスーパーフォーミュラ・ライツとしての初レースのウイナーとなった。2位は阪口晴南(Buzz Racing with B-MAX)、3位は1周目に大きく順位を上げた名取鉄平(TODA FIGHTEX)となった。

 10時05分から行われた公式予選に続き、スーパーフォーミュラの2回の走行、TCRジャパンの決勝をはさみ16時15分にスタートしたスーパーフォーミュラ・ライツと名称が変わった記念すべき最初のレースは、スタートから波乱含みとなった。

 ポールポジションの宮田、2番手スタートの小高一斗(COROLLA CHUKYO Kuo TOM'S 320)はきれいにスタートを決めるものの、3番手スタートの高星明誠(B-MAX RACING TEAM)、4番手スタートの河野駿佑(RS FINE K&N 320)が発進で遅れ、小高、阪口晴南(Buzz Racing with B-MAX)、そして直前までスーパーフォーミュラを走っていた名取鉄平(TODA FIGHTEX)が続く。

 トップの宮田は大きくリードを築くものの、2番手争いは大混戦。3コーナーで阪口が小高のインを突くと、さらに5コーナーでは名取も小高をパス。130RからS字にかけての攻防では、阪口、名取、小高の3ワイドのバトルが展開される。

 そんなバトルを後目に、宮田は1周目で早くも3.8秒のリードを築く。これに阪口が続き、序盤は名取と小高の3番手争いが展開されていく。一方、その後方では神晴也(Albirex-RT)とスタートで遅れた高星明誠(B-MAX RACING TEAM)が5番手争いを展開。また入山翔(Albirex-RT)と河野駿佑(RS FINE K&N 320)のバトルがこれに続いた。

 5番手争いは6周目、S字で高星が神をかわし、少しずつ名取と小高の3番手争いに接近していく。この三つ巴の戦いはファイナルラップまで続くことになった。

 一方、トップの宮田は1周目からのリードをコントロールしながら、20周をきっちりと走りきり優勝。スーパーフォーミュラ・ライツとして初のウイナーとなった。2位は阪口となった。3位争いは、最後まで名取が2台を抑えきり、ダブルエントリーのハンデを感じさせない走りで3位表彰台を獲得した。ただ、レース後の表彰式前に、名取は倒れてしまうシーンも。チームによれば熱中症とのことで、意識はあり現在点滴を受けているという。

 4位は小高、スタートの遅れが響いた高星は5位に。神が6位となった。マスタークラスはDRAGON(TEAM DRAGON SFL)が安定した走りでチェッカーを受け、優勝を飾っている。

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第1戦ツインリンクもてぎ
決勝結果
PosNoClsDriverCarEngineLapsGridQualify136 宮田莉朋カローラ中京 Kuo TOM’S 320トヨタ-トムスTAZ312011'44.514250 阪口晴南Buzz Racing with B-MAXスピースA412051'45.45232 名取鉄平TODA FIGHTEX戸田TR-F3012061'45.676437 小高一斗カローラ中京 Kuo TOM’S 320トヨタ-トムスTAZ312021'44.962552 高星明誠B-MAX RACING TEAMスピースA412031'45.30763 神晴也Albirex-RT東名TB14F3 20202081'46.157735 河野駿佑RSFINE K&N 320トヨタ-トムスTAZ312041'45.334851 藤波清斗B-MAX RACING TEAMスピースA412071'45.69195 入山翔Albirex-RT東名TB14F3 202020101'46.8771030MDRAGONTEAM DRAGON SFLスピースA412091'46.8321110M植田正幸Rnsports320スピースA4120111'47.5651213M吉田基良B-MAX ENGINEERINGスピースA4119121'49.618
天候:晴れ 路面:ドライ
ファステストラップ:宮田莉朋(COROLLA CHUKYO Kuo TOM'S 320) 1'46.166 5/20