スーパーフォーミュラ・ライツ：第1ラウンドは宮田がダブルポールを獲得。小高が続く

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第1ラウンドもてぎは8月29日、10時5分から公式予選が行われ、宮田莉朋（COROLLA CHUKYO Kuo TOM'S 320）が第1戦、第2戦ともポールポジションを獲得。小高一斗（COROLLA CHUKYO Kuo TOM'S 320）が両戦とも2番手につけ、COROLLA CHUKYO Kuo TEAM TOM'Sがワン・ツーを占めた。

　長年続いた全日本F3選手権から、2020年にダラーラ320シャシーが使用される新たなシリーズとして生まれ変わった全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権。新型コロナウイルス感染拡大の影響により開幕が大きく遅れたが、いよいよ8月29日、その幕が開けた。

　レースウイークは8月27日から4回に渡って専有走行が行われてきたが、初日は高星明誠（B-MAX RACING TEAM）がセッション1／2ともにトップタイムをマーク。2日目は宮田莉朋（COROLLA CHUKYO Kuo TOM'S 320）がセッション3／4の首位となっており、阪口晴南（Buzz Racing with B-MAX）、藤波清斗（B-MAX RACING TEAM）、小高一斗（COROLLA CHUKYO Kuo TOM'S 320）、そして合同テストでも好調だった河野駿佑（RS FINE K&N 320）、スーパーフォーミュラとのダブルエントリーとなる名取鉄平（TODA FIGHTEX）など上位陣は僅差となっていた。

　とはいえ、この週末はコンディションの変化が大きいようで、前日には多くのドライバーが「どうなるか分からない」と口を揃えていた。そんななか8月29日に迎えた公式予選は、気温30℃を超える酷暑のなか10時5分から30分間の予選がスタートした。

　各車とも3周目からタイムを更新しはじめ、まずは宮田が1分45秒485をマーク。さらに5周目には1分45秒196にタイムを上げる。同様なアタックで2番手に続いてきたのは、専有走行で不調だった小高一斗（COROLLA CHUKYO Kuo TOM'S 320）で、1分45秒219を5周目にマークし、2番手につけた。一方、やや遅れたタイミングでまず一度アタックしてきたのは高星。さらに、一度ピットインしタイヤを交換した阪口、藤波、河野が開始から15分を過ぎたあたりでタイムアップを果たしていく。

　終盤、ふたたび各車がチェッカーへ向け再度アタックを展開していくが、ここで宮田が1分44秒826にタイムを上げ、さらに小高も1分44秒962へ。セカンドベストも宮田、小高と続き、COROLLA CHUKYO Kuo TEAM TOM'S勢が第1戦、第2戦ともフロントロウを占めた。

　3番手には第1戦、第2戦とも高星がつけ、第1戦では河野が4番手、阪口が5番手。第2戦では阪口が4番手、河野が5番手という順位につけている。全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第1戦は8月29日16時15分にスタートする予定だ。

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権
第1ラウンドもてぎ　公式予選結果（編集部集計）
PosNoClsDriverCarEngineBest Time2nd Best136 宮田莉朋カローラ中京 Kuo TOM’S 320トヨタ-トムスTAZ311'44.5141'44.826237 小高一斗カローラ中京 Kuo TOM’S 320トヨタ-トムスTAZ311'44.9621'45.219352 高星明誠B-MAX RACING TEAMスピースA411'45.3071'45.364435 河野駿佑RSFINE K&N 320トヨタ-トムスTAZ311'45.3341'45.744550 阪口晴南Buzz Racing with B-MAXスピースA411'45.4521'45.48462 名取鉄平TODA FIGHTEX戸田TR-F3011'45.6761'46.028751 藤波清斗B-MAX RACING TEAMスピースA411'45.6911'45.94083 神晴也Albirex-RT東名TB14F3 20201'46.1571'46.490930MDRAGONTEAM DRAGON SFLスピースA411'46.8321'46.893105 入山翔Albirex-RT東名TB14F3 20201'46.8771'46.8801110M植田正幸Rnsports320スピースA411'47.5651'47.8541213M吉田基良B-MAX ENGINEERINGスピースA411'49.6181'49.717
天候：晴れ　路面：ドライ