40歳のベテランF1ドライバー、キミ・ライコネンは、2021年にF1活動を続けるか否かの決断をまだ下していないという。
ライコネンとアルファロメオとの契約は今シーズン末で終了する。チームは今年ここまでのところ、優れたパフォーマンスを発揮できずにおり、それによってライコネンは契約を延長してF1にとどまりたいという気持ちを失うのではないかという懸念が持ち上がっている。
「まだ決めていない」とライコネンは2020年第7戦ベルギーGPを前にした木曜に語った。
「レースでもっと上位で走り、ポイント争いができる状況の方が望ましいが、どこに行ってもそうなるという保証はない。良くなるかもしれないし、悪くなるかもしれないんだ」
「僕にとってはより広い視点で考えることがはるかに重要だと思う」
「一番に考えるのは家族のことだ。子供たちは成長している。今年は例年よりも長く家にいることができたので、それはよかったと思っている。そのことがレースを続けるか続けないかを決めるきっかけになると思う」
「どこかの時点で家にいて他のことをしたいと思うようになるだろう。ただ、まだその時期ではない」
アルファロメオの不振を見れば、2007年のF1世界チャンピオンであるライコネンが、来年他のチームへの移籍を希望するようになっても不思議ではないように思える。来年もアルファロメオで走りたいと思っているか、それとも移籍したいという気持ちがあるのかと聞かれ、ライコネンは、まずはF1活動を続けるかどうかを決めることが先であると答えた。
「まず自分が何をするかを決める必要がある。それから様子を見ることになるだろう。それこそが、現時点で一番最初に決めるべきことだ」
「彼らのもとでレースをするのか、しないのかによって、何かが変わることはないと思う。繰り返しになるけれど、まずは自分が何をするかを決める。それまでは他のことは検討すべきリストには入らない」