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褒めてもらえると思って…8年間ご近所の靴下やズボンを盗みパンの万引きを繰り返す猫(スコットランド)

2020年08月27日 14:52  Techinsight Japan

Techinsight Japan

泥棒猫の“トーマス”(画像は『Metro 2020年8月22日付「Scottish cat has been thieving socks and pants and shoplifting bread for eight years」(Picture: @thomasthewashinglinethief/Instagram)』のスクリーンショット)
狩りをする本能が備わっているためか、外飼いしている猫の場合、昆虫やネズミなどをくわえて帰ってくることがしばしばあるようだ。ところがスコットランドで話題の猫は近所から衣類を盗み、店で万引きを働くなどやりたい放題を8年も続けていたという。『Metro』『Daily Record』などが伝えている。

スコットランド、イースト・エアシャーの首都キルマーノックに住むフィオナ・ルイスさん(Fiona Lewis、42)の家族は、10歳になる“トーマス(Thomas)”という雄猫を飼っている。このトーマスが毎日のように窃盗を働いていることで、フィオナさん家族は頭を悩ませているという。

トーマスは外へ散歩に出ると、近所から洗濯物と見られる靴下、タイツ、ズボン、ゴム手袋にぬいぐるみなどを盗んでは家に持ち帰ってくるのだ。時には2日間で9本もの靴下を盗んでくることもあったそうだ。また洗濯物以外にも、家の裏通りにある店からロールパンやピタパンまで万引きするという悪党ぶりだった。

しかもトーマスの悪事はこれだけではなかった。過去にはフィオナさんの隣家の庭の池で飼っている魚を全て捕まえ、玄関前に置いたこともあった。最近では毎日のように洗濯物を盗んでくるのだが、トーマスの窃盗歴はかれこれ8年にもなるそうだ。

トーマスが洗濯物を盗んでくるようになったきっかけについて、フィオナさんは“トーマスを褒めた”ことが原因ではないかという。トーマスが初めて玄関先に物をくわえて持ってきた際、フィオナさん家族は大いにトーマスを褒めちぎったそうだ。フィオナさんは次のように明かしている。

「トーマスは褒められることが大好きなので、最初に物を持ってきた時に私達は大喜びしちゃったんです。だってとっても満足そうにしていたから…。トーマスは注目されるのが好きなんですよ。」

しかし近所で洗濯物が無くなり困っている人のことを思ったフィオナさんは、盗難品が持ち主のもとへ戻るようにInstagramのアカウントを開設してトーマスが盗んだ物を公開するようにした。

だが今のところ盗難にあったと申し出る人は現れず、代わりにInstagramではトーマスの悪気の無い姿に注目が集まりつつあるようだ。

画像は『Metro 2020年8月22日付「Scottish cat has been thieving socks and pants and shoplifting bread for eight years」(Picture: @thomasthewashinglinethief/Instagram)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)