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中上「赤旗中断は残念でしたが、でもこれがレース」/MotoGP第6戦決勝

2020年08月24日 11:51  AUTOSPORT web

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2020年MotoGP第6戦スティリアGP 中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)
8月23日、MotoGP第6戦スティリアGPの決勝レースがオーストリアのレッドブル・リンクで行われLCRホンダ・イデミツの中上貴晶は7位でフィニッシュした。

 中上は、土曜日の予選で2番手となり今季初のフロントローに。決勝のオープニングラップでは3番手につけ、ライバルたちとバトルを繰り広げた。15周目には前を走るジャック・ミラー(プラマック・レーシング)をかわし2番手に浮上。トップを走るジョアン・ミル(チーム・スズキ・エクスター)の追撃態勢に入った。

 この時点で4番手以下とはギャップが開いていたが、17周目にマーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)が転倒。乗り手を失ったマシンがそのままエアフェンスに突っ込み大破炎上したことで赤旗中断となった。

 これによりレースは振り出しとなり、中断になった時点で2番手だった中上は、再び2番グリッドからレース2をスタート。しかし、オープニングラップで7番手までポジションを落としてしまった。8周目にブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)をかわし6番手に浮上したが、11周目にアレックス・リンス(チーム・スズキ・エクスター)に抜かれ7番手となりチェッカーを受けた。

■LCRホンダ・イデミツ
中上貴晶(決勝7位)
「7位という結果にがっかりました。赤旗中断は残念でしたが、でもこれがレースです。仕方がありません。中断になるまでは完ぺきな走りでした。ジャック(ミラー)を抜いて2番手に上がってからは、ミルに追いつけると思っていたし、優勝も可能だと感じました」

「レース2は12ラップで行われましたが、2レースともにベストを尽くしました。残念ながらレース2は表彰台争いができませんでしたが、次戦に向けて大きな自信になるレースでした。2週間のインターバルを経て、また3連戦となります。次の連戦では表彰台に立つために今まで以上に全力を尽くしたいです。すばらしい仕事をしてくれたチームとすべてのスタッフに感謝します」