決勝レースは定刻の13時、セーフティカー先導のもと、フォーメーションラップがスタート。ポールポジションのTOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(31号車)、2番手ARTA NSX GT3、3番手リアライズ 日産自動車大学校 GT-Rとグリッド順に続いていき、1周ののち、決勝レースの火蓋が切って落とされた。
スタートの1コーナーを制したのはポールポジションスタートのTOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(31号車)の中山友貴。大きな順位の変動はなくスタートしたと思われた矢先、逆バンクの出口で16番手スタートのTOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTをドライブする永井宏明がクラッシュ。オープニングラップでセーフティカーが導入された。
レースは5周目に再開。リスタートも危なげなくスタートしたGT300クラス。トップを走るTOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(31号車)は2番手のARTA NSX GT3に1.188秒差をつけて5周目を終える。
8周目、2番手のARTA NSX GT3にリアライズ 日産自動車大学校 GT-Rが0.5秒差で食いつき、そのさらに後ろには0.8秒差でランキングトップの埼玉トヨペットGB GR Supra GTが続いていく。そしてGT500クラスがGT300の集団に追いつき、ここからさらに戦いが激化。2番手争いは10周目にコンマ2秒まで迫り、白熱の様相を見せる。
レース15周目、トップを走るTOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(31号車)は安定したペース周回を重ね、2番手以下に5秒以上の差をつけて快走を続ける。
このセーフティカーによりトップを走っていたTOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(31号車)の5秒以上のアドバンテージはリセットされてしまった。
その後、GT500/300クラスごとに隊列が整理され、トップ10台は、TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(31号車)、ARTA NSX GT3、リアライズ 日産自動車大学校 GT-R、埼玉トヨペットGB GR Supra GT、たかのこの湯 RC F GT3、GAINER TANAX GT-R、TANAX ITOCHU ENEX with IMPUL GT-R、Hitotsuyama Audi R8 LMS、UPGARAGE NSX GT3、シンティアム・アップル・ロータスというオーダー。
リスタートと同時に上位勢ではTOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(31号車)、リアライズ 日産自動車大学校 GT-R 、埼玉トヨペットGB GR Supra GT、シンティアム・アップル・ロータスらがピットイン。前戦と異なり、今大会以降は決勝レース中のタイヤ4本交換義務の適用がなくなったため、なかにはピット時間短縮の作戦を採るチームも見られた。
レース27周目、S字でHitotsuyama Audi R8 LMSの川端伸太朗とたかのこの湯 RC F GT3の久保凜太郎がバトルのなかで接触。Hitotsuyama Audi R8 LMSはグラベルにマシンがはまってしまい、この日3度目のセーフティカーが導入。再び、クラスごとの隊列が整えられ、GT300クラスの周回で32周目に、リスタートが切られた。
編集部集計のポイントランキングでは優勝したGAINER TANAX GT-Rの平中克幸/安田裕信/組が35ポイントでランキング首位に躍り出た。2位には連続表彰台獲得となったシンティアム・アップル・ロータス加藤寛規/柳田真孝組が4ポイント差の31ポイント、3位は埼玉トヨペットGB GR Supra GT吉田広樹/川合孝汰組で25ポイントとなっている。