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米衣料品サブスク「レント・ザ・ランウェイ」が店頭でのサービス終了、イベント中止で衣装の着用ニーズ減少

2020年08月21日 19:52  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

レント・ザ・ランウェイ公式サイトより
アメリカで衣料品サブスクリプション事業を行う「レント・ザ・ランウェイ(Rent The Runway)」が、店舗でのサービスの提供を終了したと発表した。

 レント・ザ・ランウェイは2009年に設立し、月額制で女性用のドレスやワンピース、アクセサリーといった冠婚葬祭向け衣装のレンタルサービスを提供。店舗ではアイテムの貸し出しや返却、スタイリングサービスなどを行ってきた。
 店頭でのサービス終了に伴い、シカゴ、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ワシントンD.C.に構える店舗を閉鎖。ニューヨークの旗艦店のみ返却専用のストアとして営業している。近年では店舗の利用者が顧客全体の15%程度と減少傾向にあり、ユーザーの多くがオンライン上でレンタルサービスを利用していることを受け、店舗の閉鎖に至ったという。また海外メディアでは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、結婚式や誕生日、パーティーといった衣装を必要とするイベントが減少したことも要因の一つであると報じられている。今後は返却ボックスの設置場所の拡充を図るほか、オンラインでのスタイリングサービスの提供などデジタルを活用した施策を強化していくという。
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