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カニエ・ウェスト、TikTokをキリスト教で監視する「ジーザス・トックを作りたい」

2020年08月20日 20:12  Techinsight Japan

Techinsight Japan

長女ノースちゃん(左)が安心して見れる動画を作りたいというカニエ(画像は『Kim Kardashian West 2020年5月6日付Instagram』のスクリーンショット)
米ラップ歌手のカニエ・ウェスト(43)が、中国の短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」のクリスチャン・バージョンを制作したいとツイートした。長女ノースちゃん(7)とTikTokの動画を見ていた際に、戸惑う内容のものが多くあったというカニエは、子供も安心して鑑賞できる“ジーザス・トック”を作りたいそうだ。

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現地時間17日、カニエ・ウェストが自身のツイッターを更新し「ビジョンが見えてきた。ジーザス・トックだ」と綴った。

「娘と一緒にTikTokを見ていた。クリスチャンの父親として、多くの内容に戸惑ったよ。しかし、その技術には完全に惚れ込んでいる。」
「幼い子供達が安全だと感じるような、キリスト教が監視するバージョンを作るため、TikTokとコラボレート出来ますように。イエスの名のもとに祈ります。アーメン。」

ドナルド・トランプ米大統領は米国内でのTikTokの使用を禁止したいと発言し、アプリを運営する中国企業に対し米国事業を売却するように命じている。これに続いて、無党派の大統領候補であるカニエもTikTokに問題があるという理由を説明したことになる。

カニエは毎週日曜日の礼拝で自身が率いる聖歌隊のライブを開催したり、選挙のマニフェストで学校に宗教的なレッスンを復活させたいと話すなど熱心なキリスト教信者だ。

初の選挙集会やツイッターでの発言が物議を醸した後、カニエは今も米ワイオミング州に所有する広大な牧場で暮らしている。2019年にはゴスペル聖歌隊「Sunday Service Choir」を設立し、同年12月25日のクリスマス当日にデビューアルバム『Jesus Is Born』をリリース。毎週日曜日の礼拝でパフォーマンスを行ってきたが、新型コロナウイルス拡大のため4月のイースター・サンデーにオンライン礼拝を配信以降、活動は自粛していた。

そんなカニエは16日、久しぶりに聖歌隊による日曜礼拝を復活、パフォーマンス動画をツイッターで公開している。聖歌隊のパフォーマンスは、カニエが所有する牧場で撮影された。1つ目の投稿は、広い牧場に置かれた木製のピアノ演奏の動画である。キャプションには、聖歌隊のライブが感染予防対策を確認した上で行われたことを説明している。

「ワイオミング州にあるウェスト・マウンテンの家族牧場で開催した日曜礼拝で、新型コロナの安全ガイドラインがすべて守られているかを確認してくれたスタッフに感謝します。」
「礼拝を通してキリストの愛を分かち合えることは、我々にとって祝福の域を超えたものである。」

2つ目の投稿には「アーメン」と記され、青空の広がる広大な牧場で聖歌隊がゴスペルを歌っている動画だ。こういった一連のツイートの後、カニエは「お父さんと娘の時間」と記してノースちゃんとの仲睦まじいツーショットを公開している。



画像は『Kim Kardashian West 2020年5月6日付Instagram』『ye 2020年8月18日付Twitter「Daddy daughter time」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)