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ビリー・アイリッシュ、 トランプ大統領を批判「私達の国をメチャクチャにしている」

2020年08月20日 16:51  Techinsight Japan

Techinsight Japan

トランプ大統領を批判し、若い世代に投票を呼びかけたビリー・アイリッシュ(画像は『Democratic National Convention 2020年8月19日付Instagram「First-time voter @billieeilish is joining the #DemConvention tonight.」』のスクリーンショット)
人気シンガーのビリー・アイリッシュが米時間19日、兄のフィネアス・オコネルとともに民主党全国大会第3日目に参加した。この日、新曲『My Future』を熱唱したビリーは「ドナルド・トランプは私達の国をメチャクチャにしている」「ぜひ投票を」と若い世代に向かって強く呼びかけた。

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11月のアメリカ大統領選挙に向けて現在、オンラインで開催中の民主党全国大会(Democratic National Convention、DNC)。第3日目には、若い世代に絶大な人気を誇るビリー・アイリッシュが兄フィネアス・オコネルと姿を見せ、7月にリリースしたばかりの楽曲『My Future』の初ライブパフォーマンスを披露した。

日頃から反トランプ派であることを公言しているビリーだが、この日の大会でも

「この国が大混乱に陥ってることは、私があえて言わなくてもわかっていますよね。ドナルド・トランプは、私達の国や私達が大切にしていることを全てメチャクチャにしています。」

と歯に衣着せぬ物言いで大統領を批判した。ビリーはさらに

「私達に必要なのは、地球温暖化や新型コロナウイルスの問題を解決に導いてくれるリーダーです。これらの問題を否定するリーダーではありません。構造的人種差別や不平等といった問題に真っ向から取り組んでくれるリーダーが必要なのです。」

と力強く訴えるとともに、

「ドナルド・トランプではなくジョー・バイデンに一票を投じてください。」
「私達にはもう、黙っているといった選択肢はありません。」

と呼びかけた。

ちなみにアメリカでは、有権者登録を済ませた18歳以上の米国市民に選挙権が与えられる。16~17歳でも事前登録をしておけば18歳になるとこの登録が有効となることから、ビリーはこれまでロサンゼルス市長とタッグを組み、同地区高校生の有権者事前登録を推奨したり、自身のコンサート会場に登録ブースを設置するなどして積極的に若い世代へ投票を呼びかけてきた。

2001年12月生まれのビリーは、今年初めて大統領選挙で清き一票を投じることとなっているが、今回の選挙は「私達の生涯で一番重要な選挙になる」と公言しており、民主党全国大会のスピーチで

「私達の人生が、そして世界がこの選挙にかかっている―そんな気持ちで投票に臨まなければなりません。」
「確かな未来を手に入れる唯一の方法は、私達自らがそれを創り上げることです。事前登録を、そして投票をお願いします。」

と最後まで熱く語る姿が印象的であった。

若干18歳ながら絶大な影響力を持つビリー・アイリッシュ。今年はそんな彼女の精力的な働きかけが功を奏し、近年問題視されてきた若い有権者の投票率が上がるかもしれない。



画像は『Democratic National Convention 2020年8月19日付Instagram「First-time voter @billieeilish is joining the #DemConvention tonight.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)