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テイラー・スウィフト、郵便投票を規制するトランプ大統領を批判「国民の投票権を脅かしている」

2020年08月17日 19:02  Techinsight Japan

Techinsight Japan

テイラー・スウィフトがトランプ大統領の目論見に一刀両断(画像は『Taylor Swift 2020年2月14日付Instagram「I enjoy nights in Brixton」』のスクリーンショット)
米人気歌手テイラー・スウィフト(30)は民主党支持を表明し、これまでドナルド・トランプ米大統領(74)に対して何度も非難の声をあげてきた。そんなテイラーが、このほどトランプ氏の独裁的な方針に異論を唱えた。

世論調査ではジョー・バイデン前副大統領のリードが伝えられているが、今年の大統領選にも前向きな姿勢を見せているドナルド・トランプ大統領。そんなトランプ大統領は、昨今の世界情勢から導入が広がりつつある郵便投票を巡り、民主党との攻防を続けている。米国郵政公社「USPS(United States Postal Service)」は多くのアメリカ人が郵便投票時に活用しているが、トランプ大統領は郵便投票について批判的な見解を示しており、USPSへの資金援助について反対する姿勢を見せている。大統領は「USPSは普通郵便投票に対応できる機能がない」「郵便投票では不正が生じる」という概念から、郵便投票システムを規制する意向を表しているが、多くの専門家達はこのトランプ大統領の主張に「自分の当選に有利になるよう操作しようとしている」と見ているようだ。同じくトランプ氏の陰謀に疑念を抱いたテイラー・スウィフトは現地時間15日、Twitterでこのように警告した。

「トランプ氏が講じる『USPS』の計画的解体が、この事実を明らかにしているわ。“彼は自分が大統領であることを世間が望んでいないって十分に理解している。”彼は露骨にもこの郵便投票システムを廃止するように仕向け、権力にしがみついてアメリカ国民の生活を脅かそうとしている。」

「ドナルド・トランプの頼りないリーダーシップは私達が今、直面している危機を酷く悪化させている。そしてそれを利用して私達の投票権を脅かし、安全して投票できるシステムを破壊しようとしている。早めの投票用紙の配布を依頼するわ。みんなも早めに投票して。」

USPSは営業時間の短縮や郵便ポストを失くすようトランプ政権からの圧力も受けていることから、国民の投票用紙の返送が期日内に間に合わない恐れがあるという。トランプ氏は郵便投票をコントロールすることで、自分の当選に有利になるよう働くための選挙妨害と民主党派は考察しており、テイラー自身も早めの投票を行うよう人々に警鐘を鳴らしたのであった。

なおテイラー・スウィフトは、5月にも「Black Lives Matter」運動が激化した当時のトランプ大統領の対応に非難の声をあげ「11月の選挙で落選させる」と宣言していた。どんなに非難を浴びても抵抗をやめないトランプ大統領だが、11月の選挙結果ですべて明らかになるだろう。

画像は『Taylor Swift 2020年2月14日付Instagram「I enjoy nights in Brixton」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MIE)