2020年F1スペインGP決勝で、フェラーリのセバスチャン・ベッテルは7位を獲得した。
11番グリッドからミディアムタイヤでスタートした後、29周目にソフトタイヤに交換し、36周を走ってフィニッシュした。一時5番手を走行していたベッテルは、チームからの突然の提案を受け入れて1回ストップを目指し、徐々にポジションを落としたが、7位を守り切ってフィニッシュした。
■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 決勝=7位
今日は他の人たちとは違うことを試して、それがうまくいった。ファーストスティントではミディアムタイヤを履いていたにもかかわらず苦労した。セカンドスティントでは感触がはるかによくなった。そうはいっても、ソフトタイヤでかなりの周回数を走ることになった。
一時、雨が降る可能性があるという予報が出たので、ソフトでのスティントを引き延ばした。終盤、失うものはない状況だったから、リスクを取って、最後まで行けるかどうか試してみようと決めた。幸いそれがうまくいった。今日の7位は、このマシンによって可能な最大の結果だ。
これからやるべきことはたっぷりある。今のところこのペースが現実なので、ライバルたちより上でフィニッシュするための選択肢を増やすためには、ある程度リスクを取るしかない時もある。
(レース後の会見で、無線でチームに対して苛立ちを示した時のことについて聞かれ)最後まで走り切れるか、と聞かれた。それで「3周前に言ってほしかったよ!」と答えた。だって、「ターゲットは? どれだけ長く走る?」といったことをチームに尋ねて、それに従ってタイヤの管理をしているんだから。でも「やってみよう」と答えた。
最後の5周は本当に大変だった。周回遅れになっていてよかったよ。