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菅田将暉が“ザ・ロックスター”忌野清志郎の『JUMP』に共鳴「今一番刺さる曲」

2020年08月17日 11:52  Techinsight Japan

Techinsight Japan

楽曲制作で『JUMP』を目標にしたことも明かした菅田将暉
俳優の菅田将暉はここのところアーティストとしての資質をさらに開花させているようだ。昨年『第70回NHK紅白歌合戦』に初出場して歌った『まちがいさがし』(2019年5月発売)に続き、今年は『サントラ』(Creepy Nuts × 菅田将暉)を7月1日より配信、『Keep On Running』(菅田将暉×OKAMOTO’S)を8月7日に配信リリースと違ったカラーの楽曲に挑戦している。その菅田将暉がコロナ禍にあって忌野清志郎さんの名曲『JUMP』を「この数か月で上位に来るくらい聴いていた」という。

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8月14日放送のTBS系『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』にゲスト出演した菅田将暉は、『まちがいさがし』の作詞・作曲・プロデュースを手掛けた米津玄師から送られてきたデモテープを聴いた時に「絶望」を感じたという。『Lemon』や『馬と鹿』などの大ヒットで知られる米津玄師によるデモ曲は、歌声も含めて「もうこれでいいじゃん」と思えるほど完成されたものだったからだ。

折しも菅田は15日放送のトーク番組『サワコの朝』(TBS系)にゲスト出演しており、米津玄師と初めて会った時に「一緒に歌う曲だから」とその場で新曲を聴かされて驚いたエピソードを明かした。2017年10月に配信された米津玄師の『灰色と青(+菅田将暉)』はそうやって誕生したという。そんな関係にある米津と菅田が「またコラボしたいね」と話すうちに実現した『まちがいさがし』は、“菅田将暉が歌う”ことを念頭に書かれた米津渾身の作品となった。

菅田がその後、ヒップホップユニット・Creepy Nutsと組んだ楽曲『サントラ』やロックバンド・OKAMOTO’Sとコラボした『Keep On Running』でも“菅田将暉”を打ち出せるのは、米津玄師との経験が活きているからではないか。

そんな菅田将暉が『サワコの朝』で「今、心に響く曲」の1つに挙げたのは、忌野清志郎さんが2004年11月にリリースしたシングル『JUMP』だった。

RCサクセションをはじめとするバンドやソロで『スローバラード』、『雨あがりの夜空に』、『トランジスタ・ラジオ』や『デイ・ドリーム・ビリーバー』(THE TIMERS名義)、『パパの歌』など数々のナンバーを残しながら、忌野清志郎さんはがんと闘病の末2009年5月2日に58歳で亡くなった。今でも命日にはラジオで清志郎さんの名曲が流れるなか、よく耳にするのが『JUMP』である。

菅田将暉はかつてファッション誌『VOGUE JAPAN』(2017年10月号)で伝説のロックスター5人を演じた際に、インタビューで「ロックスターと聞いてイメージする人は?」と聞かれて忌野清志郎さんを挙げ「ザ・ロックスター! という感じがします」と答えていた。

『サワコの朝』では「とある曲」を作るにあたり、歌詞の世界観や曲調のテンポ感など「目標とする曲」として選んだのが『JUMP』だったと明かした菅田。自粛期間で暗い気持ちになったり、悲しいニュースも多かったが「それだけで終わるのもしゃくだな」と考えるなか「ザ・ロックスター!」が歌う『JUMP』が「今一番刺さる曲」だったという。

オンエアの翌日、『忌野清志郎 Official』公式Twitterにて『サワコの朝』で菅田将暉が「今、心に響く曲」に『JUMP』を挙げたことを紹介したところ、視聴者から「こうして若い世代の方々にも何かを感じそれを伝えてくれるって素敵。清志郎一緒に歌ってるかな」と反響があった。



画像2枚目は『忌野清志郎 Official 2020年4月2日付Twitter「ハッピーバースデー!2020.4.2」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)