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高島屋港南台店が37年の歴史に幕、最終日は別れを惜しむ地元民で賑わう

2020年08月17日 11:22  Fashionsnap.com

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閉店後に登場した浅野秀樹店長 Image by: FASHIONSNAP.COM
高島屋港南台店が、8月16日をもって閉店した。最終営業日の今日は、閉店を惜しむ客が多く訪れた。
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 高島屋港南台店は1983年10月にオープン以来、約37年にわたり営業してきた。地域密着型の店舗として地元民からの支持を集め、1991年度は売上高180億円を計上したが、近年は売上が低迷。2019年2月期は売上高が79億7900万円まで落ち込んだ。閉店に伴い、7月1日から閉店セールを実施。店内では記念撮影ができるフォトスポットや、来店客からのメッセージカードを集めたボードなどを設置していた。
 最終日となった今日は営業開始前から約500人が行列を作り、終日賑わいを見せた。19時半の閉店を前に、19時頃から約200人の来店客が閉店を見届けようと正面玄関に集い、閉店時には約800人が集まった。閉店後は浅野秀樹店長が正面玄関に登場し、「お客様には長きにわたりご支援をいただき感謝の言葉しかありません。10月に閉店することを発表した際は1000通近くのお手紙をいただき、港南台店がたくさんの人から愛されていたことを改めて実感しました。港南台店はなくなってしまいますが、これからも高島屋をよろしくお願い致します」と感謝の言葉を述べた。横浜市栄区在住の50代女性は「こちらへ引っ越してきてからずっと高島屋と歩んできました。屋上の遊園地も思い出がいっぱいです。本当にお世話になりました」と閉店を惜しんだ。
 なお、高島屋港南台店が入居していたビルには、近隣の商業施設「港南台バーズ」が増床エリアとして来春入居する。
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