2020年F1スペインGP決勝で、レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンは8位だった。
アルボンは6番グリッドからソフトタイヤでスタート。6番手を維持して走行した後、誰よりも早い17周目にピットイン、ハードタイヤに交換し、トラフィックのなかに復帰することになった。28周目にポイント圏内の10番手まで上がり、39周目にミディアムに交換。11番手から再び上を目指し、66周のレースを8位でフィニッシュした。
今回決勝でハードタイヤを使用したのはアルボンだけだった。
■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
アレクサンダー・アルボン 決勝=8位
大変なレースだった。自分のレースに満足していない。どのタイヤコンパウンドでもグリップを感じられなかった。毎スティント、タイヤを労わりながら走ったが、6周か7周するとグリップがなくなってしまうんだ。先週のシルバーストンとは全く逆で、フラストレーションがたまるレースとなった。何をやってみても、タイヤを持たせるのが難しかった。
今年こういう問題に見舞われたのは初めてだ。データを分析してこうなった理由を調べる必要がある。今の段階では頭の中に疑問しかないからね。セクター3で一番苦労した。前のマシンに十分近づくことができないからオーバーテイクできなくて、手も足も出なかった。次のスパに向けて改善するために、先週末のレースとこれほど状況が変わってしまった理由を理解したい。