8月15日、レッドブル・リンクで行われたMotoGP第5戦オーストリアGP予選で、LCRホンダ・イデミツの中上貴晶は10番手に入った。
土曜日のフリー走行3回目はウエットからドライ。フリー走行4回目と予選Q1、Q2はドライコンディションで行われ、2日連続で不安定な天候となった。初日のフリー走行1回目で3番手と好調なスタートを切った中上は、FP3で5番手へとわずかにポジションダウン。
決勝に向けて重要なセッションとなるFP4ではタイヤテストと燃費テストを行い16番手。そして迎えたQ2では、トップから0.422秒差の10番手となった。前戦のチェコGPで、中上は17番グリッドから8位まで追い上げるレースをみせたが、今回のオーストリアGP決勝ではどんな走りを見せるのだろうか。
■LCRホンダ・イデミツ
中上貴晶(予選10番手)
「10番手はあまりいい予選ポジションではありません。前の2列に入れることを期待していましたが、10番手まで下がってしまいました。自分のパフォーマンスに少しがっかりしています。ですが決勝ではいいレースができると思います」
「FP4ではレースペースにかなり取り組み、レースに向けてたくさんの情報を得ることができました。すでに使用するタイヤも決めました。このサーキットは燃料の消費が難しいのですが、かなりうまくコントロールできました。レースに向けて準備はできています。10番グリッドからの難しい戦いになりますが、ベストを尽くして戦います」