8月15日、ドゥカティ・コルセのスポーティングディレクターを務めるパオロ・チャバッティはドゥカティ・コルセのSNSで、MotoGPに参戦するドゥカティのエースライダーであるアンドレア・ドヴィツィオーゾが2020年シーズン限りでドゥカティ・チームから離脱することを明かした。
今季のロードレース世界選手権は、7月17~19日の第2戦スペインGPでシーズンが再開。その段階で、1レースも消化しないMotoGPクラスは2021年シーズンのシートが15席決定しており、シーズンが再開されてからはバレンティーノロッシやカル・クラッチローの去就が注目されていた。
しかし、今回2020年限りでドゥカティとの契約が切れるアンドレア・ドヴィツィオーゾが、ドゥカティと再契約しないことがわかった。パオロ・チャバッティとドヴィツィオーゾのマネージャーを務めるシモーネ・バティステラが認めた形となる。
ドゥカティ・チームは2021年にジャック・ミラーをサテライトのプラマック・レーシングから昇格させることを5月27日に発表している。また、ダニロ・ペトルッチはレッドブルKTMテック3に移籍するため、来季のドゥカティ・チームは両ライダーを入れ替えることとなる。
ドゥカティ・コルセのスポーティングディレクターを務めるパオロ・チャバッティは「我々は今朝ここレッドブル・リンクでシモーネ(・バティステラ)に会い、残念ながら現在の契約の終わり(2020年)以降にドヴィとの関係を続ける条件はないことを話した」と説明する。
「ドゥカティとアンドレアは明日のオーストリアGPから2020年シーズンの残りの仕事に集中する。すでに(ドゥカティで)一緒に13勝を収めており、さらに勝利を狙う。共通の目標はチャンピオンシップ終了までにタイトル争いを行うことだ」
ドヴィツィオーゾの後任については、ホルヘ・ロレンソという噂もあるが、ドゥカティを駆るプラマック・レーシングのフランセスコ・バニャイアや、ヨハン・ザルコ(エスポンソラーマ・レーシング)に決まる可能性が高いだろう。