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悪夢のドライブにならないために……みんなの睡魔対策は?

2020年08月15日 16:02  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
車の運転中に襲われる「睡魔」。ほんの一瞬の気のゆるみが、大事故に繋がってしまう可能性があるのは分かっていても眠気を抑えるのは、どうしてこんなにも大変なのでしょうか。

本記事では、20~50代のマイナビ会員400人に、「ドライブ・運転中の睡魔」についてアンケートを実施。みんなの睡魔対策や、実際に危ない目に遭った経験について聞いてみました。

○運転中の睡魔は7割以上も経験あり

はじめに普段の運転頻度について聞くと、半数以上が「ほぼ毎日」と解答。次いで「週末だけ」という方が21%と続き、住んでいる地域で大きく変わるとは思いますが、アウトドアやお出かけなど、約7割の方が週に1度は運転しているようです。

続いて、どういった時に運転するのか聞くと、「日常生活で車を使用する」と解答した方が大多数。買い出しなどは大きな荷物になることも多く、車が必須という人も多いのではないでしょうか。また「旅行などの遠出」も半数近くおり、家族や友達と車で遠出を楽しむ方も多いようです。

では、運転中についての「睡魔」についてはどうでしょうか。

「運転中、睡魔に襲われたことはありますか?」と質問すると、なんと全体の72%が「ある」と解答。むしろ襲われたことのない28%の人たちは何者なのでしょうか……。とはいえこの結果は、運転者だけでなく同乗者にとっても少し怖い結果ですよね。

運転中睡魔に襲われたことがあると回答した人に、「どんな時に睡魔に襲われやすいですか?」と質問。

随分と接戦になりましたが、最も多かったのは「前日からの寝不足、疲れが溜まっている時」という回答でした。

ほぼ同数で多かったのは「長距離の運転」。時間が長くなればなるほど、ついつい気が緩んだり、体が固まって操作ミスをおこしてしまったりします。こまめな休憩を取るようにしましょう。

睡魔に襲われやすい場面で個人的に共感したのは「高速道路など景色の変わらない道の運転」。高速道路は一般道路よりもスピードが出ているので、交通事故が起きると被害も大きくなってしまいます。それなのに景色が変わらないので、ついつい飽きがきてしまうんですよね。

信号の間隔や一時停止などの交通ルールが多く、面倒ではあるかもしれませんが、眠気対策という点では下道の方が安全かもしれません。
○運転中の睡魔で遭った危険な目は?

さらにアンケートでは、運転中実際に危ない目に遭ったことがあるのか調査。「運転中に睡魔に襲われて危ない目に遭ったことがある」と回答した人は52%と半数を占めました。2人に1人と思うとなかなか怖い結果ですよね……。

では、運転中に睡魔に襲われた方は、実際どのような危ない目に遭っているのでしょうか。

最も多かったのは「車線をはみ出すなど不安定な運転になる」という回答。横を走る車はもちろん対向車線にはみ出しそうものなら一瞬で大事故に繋がる可能性があります。

そのほか「接触事故を起こしそうになった」「人身事故を起こしそうになった」という経験をした方もいるようです。眠気で人の命を奪うような事故を起した……なんてことにならないよう、さいごは皆さんがしている睡魔対策を見てみましょう。
○睡魔対策にも色々あった

運転中に睡魔に襲われないようにどんな対策をしていますか? という質問への回答には、「早く寝る」がダントツでした。「睡魔は元から断つ」理論ですね。お酒を控えるといった回答もありますが、気になるのは「特にない」という回答の多さ。運転に慣れている人ほど、睡魔対策はあまり意識していないのかもしれません。

ちなみに「その他」の理由としては、このようなものがありました。

「なるべく風邪薬や鎮痛剤の服用を避ける」(52歳・技術職)
「運転前に体操をして身体と目をすっきりさせる」(48歳・専門職)
「早く起き過ぎないようにする」(32歳・営業職)
「道順を調べる」(50歳・専門職)

では、どんなに前日から対策をとっていても、睡魔に襲われてしまったらどうすでばいいのでしょうか。運転中に睡魔に襲われたときの対策について聞くと、ほぼ同率で「どこかに車を停めて休憩する」「栄養ドリンクやコーヒーを飲む」「ガムなどを飲んでごまかす」でした。からいガムやコーヒーなどを口に入れることでリフレッシュして眠気をごまかすのはひとつの手です。

とはいえ休憩して仮眠をとれば眠気も無くなりますので、最初から時間に余裕をもったスケジュールを立てるようにしましょう。

その他の対策としてはこのようなものがありました。

「エロ本を見て自らを覚醒させる」(50歳・事務職)
「エアコンで寒くする」(39歳・営業職)
「窓を全開に開けて空気の入れ替えなどをする」(47歳・建築)
「同乗者がいれば交代してもらう」(52歳・技術職)
「冷却ジェルなどで首筋を冷やす」(47歳・営業職)
「標識や沿道の店舗名を大声で読み上げる」(28歳・企画職)
「大声で歌う」(37歳・専門職)

声を出すなど、物理的に体に刺激を与えて目を覚ますのは効果がありそうですね。お気に入りの曲など流して、テンションを上げてみてはいかがでしょうか。

毎日車に乗る人も、たまにしか乗らない人も、車は一瞬の睡魔で人の命を奪ってしまう可能性があります。運転する前も運転中も、しっかり睡魔対策をとって楽しく安全なドライブをしましょう!

阿部仁美 アベサトミ 1989年生まれ。求人広告の制作、IT企業の広報を経て、2018年よりフリーライター/エディター。ライティング、編集、SNS運用などWebメディアを中心に活動。オルタナティブなエンタメカルチャーが好きで万年チケット貧乏です。 この著者の記事一覧はこちら(阿部仁美)