8月23日に決勝レースを迎える第104回インディアナポリス500マイルレース。走行2日目となる13日は、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)がトップスピードを記録した。
レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングから参戦する佐藤琢磨は、2番手と上位で2日目のプラクティスを終えている。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で8月開催となった2020年のインディ500。走行時間を縮小され、12日からプラクティス走行が始まった。
走行2日目となる13日は、11時よりプラクティスがスタート。17時半まで行われ、33台が走行を重ねた。
11度目のインディ500参戦となる佐藤琢磨は、プラクティス序盤で好スピードを見せ、各車がトラックに出てタイムが上がる夕方までトップに立つ。
最終的に2日目のトップスピードを記録したのは、ひとり226mph台となる226.102mph(39秒8050)で走行したディクソンとなった。
「今日は、いくつかマイナーな変更を行い、異なるバランスを理解しようと試みた。どのように車を感じるかフォーカスしているんだ。昨日の8号車が行った変更を試したんだ。けど、いまいちだった」
「バリエーションと試して、できるだけ多くのトラフィックで走行して、レースのためにいいクルマを手に入れたい。レースセットアップに懸命に取り組んでいるよ。多くの選択肢があり、ほかの2台が試したことを実行したかったんだ。トラフィックの中での車の反応も確認したかったしね」とディクソンはコメントしている。
琢磨は2番手。3番手にマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・ハータ)が続いた。
シボレー最上位は4番手のコナー・デイリー(エド・カーペンター・レーシング)。初日から速さを見せるルーキーのアレックス・パロウ(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・チームゴウ)は5番手と、この日もルーキー最速を奪った。
“トリプルクラウン”を目指し、3度目のインディ500参戦となるフェルナンド・アロンソ(アロウ・マクラーレンSP)。この日は積極的に走行を行い、走行序盤で8番手となる224.363mphを記録した。
しかし、残り1時間を切ったところでターン4のセーファーバリアに接触しクラッシュ。自力でクルマから脱出したアロンソには、ケガもなくメディカルセンターから走行が許可されている。
単独走行で速さをみせたのは、ジャック・ハーベイ(メイヤー・シャンク)。222.124mphを記録している。
ファストフライデイとなる14日もプラクティス走行が11時から予定。予選に向けて、ブースト圧が引き上げられるが、今年はレースセッティングを行うためにエキストラブーストなしの走行も許可されている。
日本では、第104回インディ500の決勝レースを8月24日午前2時からGAORA SPORTSで生中継が予定。日本期待の佐藤琢磨、そして注目のフェルナンド・アロンソがどのような結果を見せるのか、こうご期待!