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経営破綻の米「ブルックス ブラザーズ」をスパークグループが344億円で買収

2020年08月13日 15:42  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

アメリカ版「ブルックス ブラザーズ」公式サイトより
マルチブランドプラットフォーム事業を行うスパークグループ(SPARC Group)が、先月経営破綻したアメリカの「ブルックス ブラザーズ(Brooks Brothers)」を3億2500万ドル(約344億円)で買収した。
【もっと詳しく】米「ブルックス ブラザーズ」が破産法申請、バーニーズを買収したABGなどが買い手候補に

 ブルックス ブラザーズは1818年にヘンリー・サンズ・ブルックスがニューヨークで創業し、アメリカで初めて既製品のスーツを販売。近年はオフィスファッションのカジュアル化などを背景に業績が低迷し、新型コロナウイルスの流行が追い打ちを掛ける形で7月8日には連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請した。
 スパークグループには「バーニーズ・ニューヨーク(Barneys New York)」を買収したオーセンティック・ブランズ・グループ(Authentic Brands Group)と、ショッピングモールを所有するサイモン・プロパティ・グループ(Simon Property Group)が出資している。ブルックス ブラザーズは7月23日、スパークグループとオークション方式で売却先を決定するストーキングホース契約を3億500万ドル(日本円で約323億円)で締結。スパークグループの提示条件を上回る入札がない場合は、スパークグループが正式な買い主となる仕組みで、期限までに他の入札がなかったことから落札が成立し、売却が決定した。
>>ブルックス ブラザーズ、日本国内では計15店舗が営業終了へ