世界三大レース制覇を目指し、第104回インディアナポリス500マイルレースにアロウ・マクラーレンSPから参戦するフェルナンド・アロンソ。走行初日を5番手と上位で終えた。
2度のF1ワールドチャンピオンで、2018、2019年にはル・マン24時間を制覇。世界三大レース制覇となる“トリプルクラウン”まであとひとつと迫ったフェルナンド・アロンソは、昨年に引き続きインディ500に参戦した。
2017年にマクラーレンとアンドレッティ・オートスポートがタッグを組みインディ500に初挑戦したアロンソ。上位を争うもエンジンブローでリタイアに終わった。
2019年はマクラーレン・レーシングとして2度目の参戦。しかし、予選落ちとなり決勝レースを走行することはできなかった。
今シーズン、マクラーレンは、シュミット・ピーターソン・モータースポーツと組み、アロウ・マクラーレンSPとしてインディカーにフル参戦。期待のホープとなるパトリシオ・オワードとオリバー・アスキューを起用している。
インディ500では、アロンソが66号車で参戦。3台体制で昨年のリベンジを狙っている。
久々のインディカーでの走行となるアロンソ。エアロスクリーン装着のマシンも初走行となったが、すぐにリフレッシャープログラムを消化し、走行を重ねた。
29周と少ない走行となったが、シボレーユーザー最上位となる5番手で初日を終えた。チームメイトのオワードは28番手、アスキューは31番手だった。
「今日は良かった。何も問題もなく、トラブルのないクリーンな日で希望通りの一日だったと思う。午前中はスピードに慣れていき、午後は作業をするため走行時間を少し短くした。トラフィックでの走行を逃したかもしれないけど、たいしたことはないよ」
「段階的に作業を行い、少しずつ車を改善している。バランスを取ることに取り組んでいて、スピードにも慣れた」
「チームの方が、僕よりも準備が整っていたかもしれないね。一緒に成長し、今日はいい走行をすることができた。クルマをよく理解して、明日はいいセットアップの準備ができるだろう」とアロンソはコメントしている。