前日から続く雨模様の中でスタートした全日本ロードレース選手権第1戦SUGOの予選は、朝から雨が降っていた。チャンピオン中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が持つコースレコード、1分27秒178に対して、レインコンディションでは10秒ほど遅いタイムとなる。2レースが予定されているJSB100クラスは、10時30分から予選が始まり、決勝第1レースは15時からスタートする。第2レースは翌日10日に開催される。
予選時間は40分間、ここでのファーストタイムが第1レースのグリッド、セカンドタイムで第2レースのグリッドが決まる。予選スタートの10時30分時点では雨量は少なくない。このコースインラップで、ホンダトップライダーのひとり、清成龍一(Keihin Honda Dream SI Racing)がバックストレートエンドの馬の背コーナーでコースアウト、転倒。幸いにも大事に至らず、そのままコースに復帰した。
早々に好タイムをマークしたのが前田恵助(YAMALUBE RACING TEAM)。1分38秒台のタイムを出し、トップに立つ。同じヤマハYZF-R1に乗る野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が2番手、中須賀と続く。予選時間の半分が過ぎたころ、上位がペースアップ、まずは野左根が1分37秒代をマークしてトップに立つ。続いて中須賀がペースアップするが、野左根にわずかに及ばず2番手に。