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リーボックがマスク着用に伴う運動のガイドライン発表、コロナ禍での安全なジムトレーニング目指す

2020年08月08日 10:52  Fashionsnap.com

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キタエル クロスフィット 虎ノ門のトレーニングの様子 Image by: FASHIONSNAP.COM
「リーボック(Reebok)」が、コロナ禍における新たな取り組みとして「#ニューフィットネスプロジェクト」を発足した。フィットネスジムの現役インストラクターで構成される「リーボックワン(ReebokONE)メンバー」の協力のもとガイドラインを作成し、ジムで安全にフィットネスができる環境作りを目指す。

 リーボックでは4月から6月にかけて運営するジムの営業を停止し、オンラインでプログラムを配信していたが、ジム会員から「自宅ではモチベーションを保つのが難しい」「ウエイトなどトレーニング器具を使いたい」といった声が多く寄せられたことを受けて、今回のプロジェクトを始動。フィットネスジムで安全にトレーニングを行うためのガイドラインを作成し、ジムでの告知やリーボックワンメンバーによるSNS発信などを通じて認知度拡大を図っていく。
 ガイドラインの主な内容は「マスク着用時は通常よりも水分補給を心掛ける」「ソーシャルディスタンスを保つ」「(マスク着用時は)体力消費が多いため、過度な運動は控える」の3つ。リーボックが契約している約10人のトレーナーの意見と各地のジムの状況を踏まえて作成した。リーボックが運営する「キタエル クロスフィット 虎ノ門(KITAERU CrossFit Toranomon)」をはじめ、全国46ヶ所のリーボック提携ジムでは、ジム会員に対してガイドラインの周知を進めているほか、マスクを着用した状態でのトレーニングを推奨している。
 キタエル クロスフィット 虎ノ門では現在、1日に計7回のトレーニングレッスンを行っており、レッスンの合間に感染拡大予防として器具のこまめな消毒を徹底。各回10人までの人数制限を設け、トレーニング中の距離を確保しているほか、マスク着用によるトレーニングは通常時よりも発汗量が多くなることから、トレーナーがこまめな水分補給を呼びかけている。マスク着用によるトレーニングについては、ジム利用者から「マスクを着けていると呼吸がしづらく苦しい」といった声もあるといい、通気性の良いマスクの着用や、適度に休憩を挟むよう促しているという。リーボックの広報担当者は今回のプロジェクトについて「外出の機会が減り、運動をしなくなれば免疫力が落ちてしまう。ウィズコロナの時代だからこそ、健康寿命を高めるサポートをフィットネスブランドがしていく必要がある。いかに皆さんにジムに戻ってきてもらえるかが今後の難題」と話す。プロジェクトを通じて安全なトレーニング環境を整備することで、フィットネス市場の活性化に努めるという。
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■ReebokONE