[caption id="attachment_133832" align="alignright" width="300"] Credit: Leonard Lab/UCSF/Jhia Louise Nicole Jackson[/caption]大人が新しい外国語を学ぶのは子どもに比べてはるかにむつかしい。要因のひとつはトーンの聞き分け能力が落ちることにあるが、一部の人は大人になっても高い聞き分け能力を保持しているようだ。
ピッツバーグ大学とカリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)の研究チームは、イヤホンのようなデバイスを装着し、トーンの聞き分け能力を向上させる手法を開発した。同手法を用いれば、一般の人も聞き分け能力の高い人並みに外国語学習がはかどる可能性があるという。
トーンの聞き分け精度が平均13%向上[caption id="attachment_133833" align="alignright" width="300"] Credit: Leonard Lab/UCSF/Jhia Louise Nicole Jackson[/caption]新しい手法では、イヤホン型デバイスを使って気づかないほどの微弱な電気信号で神経を刺激する。ベースになっているのは迷走神経を皮膚から刺激する「tVNS」という手法で、てんかんやうつ病の治療にも用いられているもの。