au損害保険は8月5日、「自転車の車道通行」に関する調査結果を発表した。調査は7月にネット上で実施し、自転車利用者1000人から回答を得た。
自転車の交通ルールに関して、道路交通法では「歩道と車道の区別のある道路では、車道の左側を通行しなければならない」と定められているが、これについて「知っている」と答えたのは93.7%。
「駐停車している自動車を避けるのが怖い」という声も多数
一方、9割以上が「車道を走ることは危ないと思う」(95.2%)と回答。年代別に見ると、20代49.5%、30代55.5%、40 代69.0%、50代57.5%、60代以上74.0%となり、60代が20代を上回った。
理由を聞くと、最も多かったのは「自動車との間隔が近いから」(85.8%)。次いで「後ろから来る自動車が見えにくいから」(71.6%)、「自動車の通行スピードが速いから」(68.8%)、「駐停車している自動車を避けるのが怖いから」(62.8%)、と続いた。
同社が3月に実施した調査によると、自転車事故発生場所は「歩道」(46.9%)が最多で、「自転車専用レーンがない車道」(31.4%)を上回った。今後、専門家の監修の元、自転車での車道通行と歩道通行の安全性を検証する実験を行うとしている。