フェラーリは今週水曜日、追加の走行時間を稼ぐことになる。シルバーストンでの2回のグランプリの合間に、フィルミングデーを利用して走行するのだ。
すべてのチームは1年の間に2回のフィルミングデーが許可されている。通常はプレシーズン中にマシンのシェイクダウンのために利用されるか、プロモーション撮影のために行われる。
走行は100㎞までに制限されているが、この距離はシルバーストン17周分に相当する。そしてマシンはピレリから供給されるデモタイヤで走行しなければならない。
今シーズンこれまでのところ、フェラーリの2020年型マシン『SF1000』のパフォーマンスはかなり期待外れであり、マシンは空力の欠陥とパワーユニットの弱さに足を引っ張られている。
フェラーリはパッケージのアップデート投入の予定を繰り上げ、第2戦シュタイアーマルクGPで投入したが、フィルミングデーを利用して改良といくつかの新パーツのテストを行うようだ。
F1とFIAはコストを抑えるために、レギュレーションを2021年末まで凍結しており、現状は非常に限られた開発余地しか残されていない。