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藤原ヒロシプロデュースのスタバが宮下公園に、新たなカルチャーの発信地を目指す

2020年08月04日 12:12  Fashionsnap.com

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スターバックス コーヒー MIYASHITA PARK店 外観写真 Image by: FASHIONSNAP.COM
スターバックス コーヒー ジャパン(以下、スターバックス)が8月4日の今日、「フラグメント(fragment Design)」を主宰する藤原ヒロシがプロデュースした新店舗「スターバックス コーヒー ミヤシタパーク店」をオープンした。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、当面の間はテイクアウトのみの営業となっている。
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 藤原がスターバックスの店舗をプロデュースするのは、2011年3月にオープンした表参道B-SIDE店に続く2回目。表参道B-SIDE店は昨年3月に営業を終了しているが、閉店は賃貸契約の満了に伴うもので、今回の新店舗の出店とは無関係だという。
 ミヤシタパーク店はスターバックスの都内5店舗目となる公園店舗で、海外のガソリンスタンドをイメージしてデザイン。ボックス型の建築デザインやフルオープンできるガラス戸などを採用し、外装や内装にはホワイトをベースに、グリーンの床材やフェンス用の金網を用いたことで公園の要素を取り入れた。スターバックスにおいて店舗デザインのガイドラインでは、コーヒーをイメージしてダークトーンや木目調にすることが望ましいとされているが、今回は藤原とのコラボレーションという観点から、"白いスターバックス"を特別に実現することができたという。また、スタッフの制服もガソリンスタンドの店員をインスピレーション源に、腕にパッチを施したようなデザインを採用した。

 店頭では通常店舗で取り扱うドリンクやグッズを販売しているほか、フラグメントとコラボレーションした店舗オリジナルアイテムを展開。フラグメントのブランドロゴと新店舗のID「MYST」を取り入れた「FRGMT MYST」のロゴボトル(2500円)や、サニーボトル(3200円)、ステンレスボトル(4500円)、ステンレスロゴボトル(4700円)、ロゴタンブラー(3700円)など全5種の雑貨や、スターバックス初のオリジナルTシャツ(全2色 各6900円/いずれも税別)をラインナップしている。いずれも期間限定ではなく常時販売するアイテムで、完売を防ぐため在庫には余裕を持たせているという。当面の間は1人につき各アイテム1点までの購入制限を設けている。

 藤原の起用は、ミヤシタパークへの出店が決定した約2年半前から構想。原宿と渋谷の間に立地することから、新店舗が新たなカルチャーの発信地になることを目指し、1990年代にストリートカルチャーを牽引してきた藤原とのコラボレーションとなった。スターバックスの広報担当者は「新商業施設の開業が続き、渋谷の"若者の街"というイメージが変わりつつある。新店舗では世代を問わず様々な人が気軽に立ち寄り、公園内でビバレッジを楽しんでもらいたい」と来店を促した。
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■スターバックス コーヒーMIYASHITA PARK 店住所:東京都渋谷区神宮前6丁目20番10号営業時間:8:00~22:00(※不定休)店舗面積:119.7平方メートル席数:48席(店内24席、テラス24席。座席数は変更になる場合あり)※当面の間はテイクアウトのみ