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優勝したレディング「今日は極限のコンディションだった」/SBK第2戦スペイン レース1コメント

2020年08月03日 20:31  AUTOSPORT web

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2020年SBK第2戦スペイン レース1 スコット・レディング(Aruba.it レーシング-ドゥカティ)
8月1日、スーパーバイク世界選手権(SBK)第2戦スペインがヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで行われた。レース1を終え、カワサキ、ヤマハ、ホンダ、ドゥカティ、BMWのファクトリーライダーと日本人ライダーの高橋巧がレースを振り返った。

■Aruba.it レーシング-ドゥカティ
スコット・レディング レース1:1位
「素晴らしい1日となった。ポールポジションと優勝。これ以上の結果はない。気温が高い影響で、厳しいレースとなった。いくつかの場面では、非常に苦しい展開となった。素晴らしいマシンを仕上げてくれたチームのスタッフに感謝したい。ピットレーンに入ってからずっと苦しい展開になった。今日のレースは極限のコンディションだったと思うが、明日はさらに厳しい状況になるだろう。しかし、これは他のライダーにとっても同じことだ」

チャズ・デイビス レース1:4位
「最高のスタートを切ることができなかったので、オープニングラップから表彰台争いに加わることができなかった。それでも、レース中は速いペースで走ることができて、ポジションをジャンプアップすることができた。満足かって?もし表彰台に立っていたら満足だと言えただろう。明日の午前中のセッションでは、さらに戦闘力を高めるために、いくつかの細かいセッティングを煮詰める予定だ」

■パタ・ヤマハ・ワールドSBKオフィシャルチーム
トプラク・ラズガットリオグル レース1:3位
「今日はひどい暑さで、すべてのライダーにとって非常に厳しい状況だった。優勝を目指して戦ったが、終盤マシンのスライドが激しくなり、わずかに届かなかった。それでもベストを尽して3位でゴールし、チャンピオンシップに重要なポイントを手にすることができた」

「最後は(チャズ・)デイビスとのバトルになり、ラインをキープして懸命に守り切りきった。プラクティスには満足できなかったが、金曜日にあの状況でも決勝でここまで走れることがわかって良かった。明日のレースも楽しみにしている」

マイケル・ファン・デル・マーク レース1:DNF
「午前中のフリープラクティス第3セッションとスーパーポールはフィーリングが良く、昨日より格段に改善された。ところが決勝ではトップスピードが上がらず、何か問題が起きていることが分かった。そして結局、トラブルが発生したんだ。明日はまた状況が変わると思う。ブレーキングを含めいくつかの課題を解決して好成績を目指すよ」

■Team HRC
アルバロ・バウティスタ レース1:7位

「レースではプラクティスセッションのときのようないいフィーリングになることを願っていた。プラクティスセッションまではうまくいっていたんだ。スーパーポールでは予選タイヤのポテンシャルをフルに引き出すことはできなかったけど、タイムはそれほど悪くなかった。だからレースではもっといいタイムがでると思っていた。しかし、フロントのフィーリングとコーナリングに苦戦した」

「アラゴンのテストで少し解決できたと思っていた問題だが、ここは気温が高く、路面がとても滑りやすく、思ったようにプッシュできなかった。今日のマシンのフィーリングには満足していないが、どこに取り組み問題を解決すべきなのかが、とてもはっきりしているのでうれしい」

レオン・ハスラム レース1:10位
「正直レースがとても長く感じた。オーストラリアのときと同じ問題に苦しんだんだ。これはレース序盤から発生したもので、徐々に悪くなっていった。フロントのフィーリングとグリップに苦戦したから、明日に向けて新しいプランを練る必要がある。問題をいくつか修正できることを願っている。序盤はトップ5で走行していたので残念だ。でも明日は一歩前進できる自信があるよ」

■MIEレーシング・アルティア・ホンダ・チーム
高橋巧 レース1:18位

「スタートはあまりよくなくて、レース序盤はかなり苦戦しました。そのあと少しフィーリングはよくなりましたが、11周目か12周目からタイヤのパフォーマンスが落ちて厳しくなりました。難しいコンディションでしたが、もちろん、それはみんなも同じです。あきらめずにレースを完走しました。これはもちろんポジティブなことですが、もっとマシンを理解しなければなりません。そうすればいいセットアップを見つけられると思います。もっと速くならなければなりません」


■カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK
ジョナサン・レイ レース1:2位

「おそらくここ何年かでへレスにおける最高のパフォーマンスだった。チームの努力に本当に満足しないといけない。しかし最後までスコットと戦えなかったことは少しがっかりだ。フロントに十分な負荷がかかっていないので明日に向けて改善する必要がある。よかったことはリヤタイヤがレース中に本当にうまく機能していたこと。へレスは僕たちにとって相性の良いサーキットではないが、最後の数ラップまで戦えた」

アレックス・ロウズ レース1:9位
「レースでは予想以上に苦労した。金曜日の午後、フロントタイヤは本当にうまく機能し、多くのラップを行ったが今日のレースでは同じように機能しなかった。マシンを活かすには暑いコンディションでの経験がもう少し必要だろう」

「冬にヘレスで走ったときは、天気が涼しくて、ただ乗るだけでたくさんのラップをすることができ、すべてが気持ちよかった。しかし、今回は温度が高くすべてが前回と違う状況だ。できるかぎりベストを尽くしてレースを走らないといけない。明日のために改善していくよ」

■BMWモトラッド・ワールドSBKチーム
トム・サイクス レース1:リタイア
「最初のフリープラクティスから、高温でのレースに最適なパッケージを準備した。チームが良い仕事をしたのでレースのスタートまで本当に良い気分だった。そして僕らのセットアップはレースが進むにつれて強くなったはずだ。しかし、残念なことに技術的案問題が発生した」

「幸い主な問題をチームが修正したので、僕はレースに復帰することができた。復帰後は良いペースでマシン自体はいい感じだった。少しがっかりしたけど、明日もう一度トライしてみよう。正直なところ、マシンに問題が起こらなければ、表彰台を獲得するチャンスがあったので、この勢いを明日のレースに持ち込む必要がある」

ユージン・ラバティ レース1:15位
「今日は厳しいレースだった。予選11番手が状況を難しくしたけど、なんとか順調にスタートして3番手にあがった。しかし2周目、ターン1でブレーキをかけようとしたら、マシンがまっすぐに走り、そして再びターン5でフロントタイヤが機能しなかったので、そのときトラブルに気づいたんだ。それ以降は、残念ながらラップは予想よりも2秒近く遅くなってしまった。今週末はフロントタイヤに問題がなかったので、この問題を調査する必要がある」