テレビドラマ『The King of Queens』『Kevin Can Wait』などで知られる女優リア・レミニ(50)は、9歳でサイエントロジーに入信した。以降2013年に脱会するまでの約35年間をサイエントロジーに捧げたリアだったが、同団体の活動や上層部のやり方に疑問を持ち2013年に脱会、以降は“元サイエントロジスト”という独自の視点から、様々なメディアを通じて反サイエントロジー活動を行っている。
リアが2015年に出版した著書『Troublemaker: Surviving Hollywood and Scientology』はベストセラーとなり、ドキュメンタリー番組『リア・レミニ ~私は元サイエントロジー信者~(原題:Leah Remini: Scientology and the Aftermath)』は2017年に情報シリーズ/スペシャル部門(Outstanding Informational Series or Special)で初のエミー賞を受賞するなど、サイエントロジーの内部に深く切り込んだ取材内容が高く評価されてきた。
これまでも度々トムをバッシングしてきたリアだが、今回このタイミングで彼女が再びトムをターゲットにしたのは、7月にオーストラリアの『7News』で放送予定だったリアのドキュメンタリー『Scientology: Black Ops』が直前でキャンセルされてしまったことと関係があるようだ。放送10時間前の段階では予定通りオンエアされるはずだった番組が急遽キャンセルされた裏には、サイエントロジーの黒い秘密が暴かれることを阻止するためトム・クルーズや同団体幹部が『7News』に対して圧力をかけたに決まっている―とリアは見ているようだ。