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「ユニクロ」のマタニティウェアが売上好調、8月にはヒートテックのレギンスを発売

2020年07月30日 18:52  Fashionsnap.com

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ユニクロのベビー&キッズの展示会より(手前のオフホワイトのものがリブ素材のレギンス) Image by: FASHIONSNAP.COM
「ユニクロ(UNIQLO)」のマタニティウェアが好調だ。詳細な売り上げは非公表としているが、2017年の参入以来、右肩上がりに推移しているという。7月にはリブ素材のレギンスを発売。8月下旬にはヒートテックのレギンスを新たに展開する。

 ユニクロは2017年8月からマタニティウェアを販売。初年度はウルトラストレッチジーンズ(3990円)、レギンスパンツ(2990円)、ショーツ(790円)、レギンス(1500円)の全4型を揃え、翌年にビジネスシーンにも着用できるアンクルパンツ、2019年にはお腹まわりの生地をジャージー素材に変更したレギンスパンツを投入するなど、アイテム数を拡充している。2020年秋冬シーズンは既存のラインナップに新作2型を加えた計7型を用意する。
もっとくわしく:ユニクロがマタニティウエアの展開スタート、産着もそろえ全カテゴリーに対応
 今月発売したリブ素材のレギンス(1500円)は、ワンピースやチュニックに合わせやすいように開発。カラーはオフホワイトとブラックの2色を揃えている。店頭とオンラインストアで取り扱っており、オンラインストアのレビューでは「産後も使えそう」と概ね好評のようだ。
 8月下旬に発売予定のヒートテックマタニティレギンス(1500円)は、顧客からの要望を受けて商品化。ブラックの1色を用意し、夏の時期は冷房による冷え防止としても打ち出す。
 ユニクロは顧客の声(Voice of Customer)を取り入れた商品開発に近年注力しており、マタニティウェアもその一環。マタニティウェアと同時期に販売を開始した新生児向けの産着も好評を得ているという。日本では少子化が進んでおり、市場規模も縮小していくことが予測されているが、ユニクロの担当者は「今は祖父母世代も子育てに参加する"親6人"時代なので、子どもにかける金額が増えている。ユニクロの新生児、乳児の商品ラインナップでは、おでかけ服はチャンスだと考えているので応えていきたい」とし、市場開拓の余地がある考えを示した。マタニティウェアとベビーウェアについて今後も顧客の声を反映しながら新作を投入し、新生児から乳児、幼児、学童、青年、そして成人と、すべてのライフステージで消費者に選ばれるブランドを目指す。
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