トップへ

「ヴィクトリアズ・シークレット」親会社のL brandsが850人の人員削減

2020年07月29日 17:43  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

L brands公式サイトより
「ヴィクトリアズ・シークレット(VICTORIA'S SECRET)」や「バス&ボディワークス(Bath and Body Works)」を展開するL brandsが、全体の15%にあたる約850人の人員を削減することを発表した。

 今回の従業員削減はコストを抑えるための取り組みで、同社ではこのほか今年5月に発表した250店舗を閉店する計画も引き続き進行している。一連のコスト削減により、年間約4億ドル(約419億5040万円)の費用が節約できるという。
 L brandsは、今年2月にヴィクトリアズ・シークレットの過半数株式を米投資会社シカモアパートナーズに売却すると発表。しかし、商談の途中でL brandsが新型コロナウイルス感染拡大に伴う施策を独断で行ったことを不服とし、シカモアパートナーズが取引から撤退する意向を表明したことで、L brandsは4月にシカモアパートナーズを提訴していた。その後、L brandsは訴訟を取り下げ、株式売買を中止することで合意。成長を続けているバス&ボディワークスを専業の公開会社として引き続き運営し、ヴィクトリアズ・シークレット事業を別会社として運営する準備を進めている。
【あわせて読みたい】老舗デパート「メイシーズ」3900人以上の人員削減、コロナ打撃からの回復を狙い